抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,2自由度制御形ベアリングレスモータにおいて,回転数に応じて,界磁調整分電流であるd軸電流idを供給し,非制御方向(z,θ)の剛性を変化させ,共振点を移動させることで,回転子の共振を回避する方法を提案した.まず,三次元有限要素法を用いた計算により,非制御方向の剛性がidにより可変となることを示し,さらに,軸偏心がある場合の非制御方向に作用する外乱力を算出した.この有限要素計算結果と振動方程式を基に,回転数同期成分,および回転数の4倍,12倍となる周波数の外乱が生じると明らかにし,固有振動数線図を用いて共振点の予測を行った.最後に,実機を用いた加速試験により,実際にidを供給することで,回転子の共振を回避したことを示し,提案手法の有用性を実証した.(著者抄録)