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J-GLOBAL ID:201902264002009531   整理番号:19A0768184

高レイテンシ環境におけるスループット性能を改善するための適応型FECを用いたTCP

TCP Using Adaptive FEC to Improve Throughput Performance in High-Latency Environments
著者 (3件):
資料名:
巻: E102.B  号:ページ: 537-544(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0467A  ISSN: 1745-1345  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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パケット損失は,待ち時間の長い環境ではTCPのパフォーマンスを著しく低下させる。これは,損失パケットを回復するためにTCPが少なくとも1ラウンドトリップ時間(RTT)を必要とするためである。特に待ち時間の長い環境では,回復時間が長くなる。TCPは,損失パケットを回復する間,伝送速度を低く保ち,それによってスループットを低下させる。このパフォーマンスの低下を防ぐために,再送回数をできるだけ少なくする必要がある。そこで,スループットを向上させるために,TCP運用全体にFEC(Forward Error Correction)と呼ばれる技術を適用する方式を提案する。単純にFECの適用が効果的でないかもしれないので,3つの機能,すなわち冗長レベルと伝送速度の制御,重複ACKの返送の抑制,冗長パケットのインターリーブを考案した。提案方式の効果を,待ち時間の長い環境におけるシミュレーション評価により示した。(翻訳著者抄録)
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