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J-GLOBAL ID:201902264165030549   整理番号:19A0412922

閉ループ状態図を見せる2成分流体の相分離動力学

Phase Separation Dynamics of a Binary Fluid with a Closed-Loop Phase Diagram
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 024007.1-024007.6  発行年: 2019年02月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2種類の臨界点がある閉ループ状態図を見せる2成分の4重極流体の相分離過程に関する分子動力学シミュレーションを行った。これらのシミュレーションは,2種類の臨界点の周りのスピノーダル分解の挙動の違いを明らかにすることを目的とした。閉ループの外側の初期の安定な1相状態から,その内部の同じ不安定状態へ急激に温度をジャンプした後,多数の長さスケール,すなわち,全体の系の直接観測,2成分流体の構造因子,及び4重極分子が作る局所構造での流体の時間発展を追跡した。両方の速度論経路のごく初期の段階で,同じ特性時間スケール内で自己集合分子凝集体の再配列または破壊のいずれかが観察され,これに同じ最終平衡状態に向かう通常のスピノーダル分解が続いた。結論として,2種類の臨界点近傍の相分離過程は定性的に同じである。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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相転移・臨界現象一般  ,  流体論 
引用文献 (39件):
  • J. E. Ricci, The Phase Rule and Heterogeneous Equilibrium (Dover, New York, 1966).
  • J. S. Rowlinson and F. L. Swinton, Liquids and Liquid Mixtures (Butterworth Scientific, Oxford, U.K., 1982) 3rd ed.
  • R. Koningsveld, W. H. Stockmayer, and E. Nies, Polymer Phase Diagrams: A Textbook (Oxford University Press, Oxford, U.K., 2001).
  • P. K. Khabibullaev and A. A. Saidov, Phase Separation in Soft Matter Physics: Micellar Solutions, Microemulsions, Critical Phenomena (Springer, Berlin, 2003).
  • J. S. Walker and C. A. Vause, Sci. Am. 256, 90 (1987).
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