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J-GLOBAL ID：201902264746680130   整理番号：19A1165534

登山者の意識と山岳性公園の持続可能な利用と管理運営

著者 (1件)： 愛甲哲也 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 地球環境  (Global Environmental Research)
巻： 23  号： 1/2  ページ： 69-78  発行年： 2018年 
JST資料番号： L3597A  ISSN： 1342-226X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山岳地では,登山道や施設の崩壊や老朽化に対して,山岳会や登山者の協力が不可欠となっている。各地で様々な取組が行われているが,その促進には,登山者の意識を踏まえた対策が必要である。本研究では,札幌市近郊の三角山,大雪山国立公園において行った意識調査から,ボランティア活動に対する認知度,今後の参加意欲について探った。両者において,現状の認知度は低いものの,登山者の参加意欲は高く,登山のついでに可能な作業や運搬が望まれていた。登山者の場所への愛着と参加意欲に関連があることも明らかとなった。さらに,北米のアディロンダック山岳会を事例として,一般の登山者の協力を得やすい仕組み作りについて考察した。登山者の経験やスキルの違いに対応したプログラム作り,管理者とボランティアの協働をコーディネートする組織が必要だと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *自然保護 ,  *自然公園 ,  山岳地 ,  利用 ,  環境保全 ,  維持管理 ,  道路 ,  意識 ,  利用者 ,  *市民参加 ,  ボランティア
準シソーラス用語： 持続可能な利用 ,  登山道 ,  利用者意識

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (27件)：

• Adirondack Park Agency (2014) Adirondack Park Land Use Classification Statistics - May 21, 2014. Retrieved from http://apa.ny.gov/gis/stats/colc201405.htm (Accessed 22 March 2017)
• 愛甲哲也 (2014) 国立公園の計画と管理の課題-大雪山国立公園を事例とした検証. 林業経済研究, 60(1), 14-21.
• 愛甲哲也・齋藤天道・亀井佑矩 (2016) 大雪山国立公園における登山者の登山道管理への参加意欲. 日本森林学会大会発表データベース, 127, 799.
• Appalachian Trail Conservancy (2015) Annual Report 2015. Retrieved from https://appalachiantrail.org/docs/default-source/annual-report/atcannual-report-2015.pdf?sfvrsn=2 (Accessed 22 March 2017)
• 大雪山国立公園パークボランティア連絡会(2016)パークボランティア便り, 大雪山国立公園パークボランティア連絡会.

タイトルに関連する用語 (6件)： 登山 ,  意識 ,  山岳 ,  公園 ,  持続可能な利用 ,  運営