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J-GLOBAL ID:201902264985029786   整理番号:19A1799290

コンピュータ制御モバイル化学分析装置の開発と環境試料中の多成分同時測定への応用

Computer-controlled Mobile Chemical Analysis Systems and Their Application to Multi-component Analysis in Environmental Samples
著者 (4件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 357-372(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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現場測定を可能とするモバイル化学分析(MCA)システム構築について検討した.MCAシステム開発の主眼は,化学分析の迅速性,装置及び測定手法の頑健性に優れ,軽量・バッテリー駆動携帯型で,多成分測定可能なシステムであり,比較的単純な測定システム構成,自動化測定可能であることを目的とした.用いる手法は基本的にはフロー化学分析(FCA)を用いるコンピュータ制御(CC)システムとし,システム構成に必須の基本的モジュールであるシリンジポンプ,流路切り替えバルブ(スイッチング・セレクションバルブ),及びソレノイドポンプ・バルブを自在に制御できるプログラムを作成した.本プログラムにより15台以下のシリンジポンプ,ソレノイドポンプ,ソレノイドバルブ,スイッチング・セレクションバルブなどのモジュール制御が可能となった.制御可能なモジュールを組み合わせ,各種フロー化学分析装置を組み立て,本プログラムによる多流路フローインジェクション分析法(FIA),シーケンシャルインジェクション分析法(SIA),マージングゾーン分析法(MZ/FIA),同時注入迅速混合分析法(SIEMA),カラム前処理法(Auto-Pret)など各種分析装置の制御妥当性を確認し,操作性,迅速性,精確性にも十分満足できることを確認した.環境試料中の多成分同時測定のために,検出器として陽極溶出ボルタンメトリー(ASV),マルチチャンネル吸光検出器(MCAD)法を用いたモバイル測定法を検討した.環境試料の測定の代表例として,亜硝酸イオン,硝酸イオン,リン酸イオン,クロム酸イオン,アンモニア,カドミウム,鉛,亜鉛の測定に応用し,モバイル化学分析システムとして,実用的にも十分に利用できることを確認した.(著者抄録)
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分類 (2件):
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分析機器  ,  水中の汚染物質の物理分析 
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