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J-GLOBAL ID:201902264996718869   整理番号:19A0772533

Bombyx moriカイコの自然吐糸系によって得られたそれらと比較して強制吐糸により得られた絹繊維の高次構造の変化

Changes in the Higher-Order Structure of Silk Fibers Obtained by Forcibly Spinning as Compared to Those Obtained by the Naturally Spinning System of the Bombyx mori Silkworm
著者 (3件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 001-008(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0723A  ISSN: 2189-7654  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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強制吐糸を完全に成長したBombyxカイコ幼虫に適用し,吐糸されたままのフィラメントの高次構造をFourier変換赤外分光法(FT-IR)と広角X線回折(WAXD)により分析した。吐糸されたままのフィラメントのFT-IRスペクトルは,自然吐糸された繭フィラメントのそれらと類似していた。これは,強制吐糸フィラメントがβシートから成ることを示した。しかし,FTIRスペクトルはATRモード下で得られた。したがって,スペクトルは,基本的にセリシン層の構造と内部フィブロインを反映した。強制吐糸フィラメントのWAXD図において,silk-1結晶の002と101の反射がsilk-2結晶反射に重なり,一方,silk-2結晶変態のみが自然吐糸されたもので起こった。選択的なsilk-2結晶変態は不規則であったが,カイコの管内の液状絹への強制吐糸によって負荷された剪断力は,好ましいsilk-2結晶の変態を可能にするのに十分高いと考えられた。さらに,フィラメントがわずかに延伸された時に,強制吐糸フィラメントのセリシン層は非常に脆かったため,繊維軸に対して垂直に多数の亀裂が生じ強制吐糸フィラメントのセリシン層における分子配向が極めて低いことを示唆した。強制吐糸されたフィラメントで観察されたこれらの構造変化は,Bombyx moriカイコの自然吐糸系による強制紡糸の干渉によるものである。Bombyx moriカイコの固有の吐糸系をさらに理解するために,以前の研究に基づいて概略表現を提案し,繊維形成過程に関連して,強制吐糸フィラメントで観察された構造変化を考察した。(翻訳著者抄録)
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繊維物理 
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