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J-GLOBAL ID:201902265340648817   整理番号:19A1922646

釧路湿原における土壌栄養塩の植生タイプによる違い

Differences in soil nutrients among vegetation types in Kushiro Marsh
著者 (9件):
資料名:
巻:号:ページ: 45-52  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: F1146A  ISSN: 2185-4238  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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釧路湿原では現在,農地開発やエゾシカの踏圧等による攪乱が原因と考えられる裸地の形成や植物種構成の変化がみられている.植生の変化が土壌の栄養塩動態を変化させることは,森林生態系において知られているものの,湿原生態系での研究事例は少ない.本研究では,多様な植生タイプを持つ釧路湿原の栄養塩動態に関する基礎情報を把握するため,異なる植生タイプにおける土壌の栄養塩現存量および窒素無機化速度を明らかにした.その結果,土壌溶液中のNH4+は,他の湿原生態系に比べて低濃度となっていた.表層0~5cmにおける土壌アンモニア態窒素現存量は,フェンにおいて高くなる傾向にあった.また,正味の窒素無機化速度については,フェンおよびボッグで高くなった.このことから,釧路湿原のフェンでは,周囲の物質を地形的に蓄積し易い環境の影響により,窒素現存量が高くなることが予想された.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境問題  ,  植物生態学  ,  土壌化学 
引用文献 (27件):
  • Aber JD, Melillo JM(2001)Terrestrial Ecosystems. Academic Press.
  • Bayley SE, Thormann MN, Szumigalski AR(2005) Nitrogen mineralization and decomposition in western\nboreal bog and fen peat, Ecoscience, 12, 455-465.
  • Bormann FH, Likens GE(1979)Pattern and Process in a Forested Ecosystem. Springer.
  • Fujimura Y, Fujita H, Kato K, Yanagiya S(2008)Vegetation dynamics related to sediment accumulation in Kushiro Mire, northeastern Japan, Plant Ecology, 199, 115-124.
  • 冨士田裕子・高田雅之・村松弘規・橋田金重(2012)釧路湿原大島川周辺におけるエゾシカ生息痕跡の分布特性と時系列変化および植生への影響,日本生態学会誌,62,143-153.
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