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J-GLOBAL ID:201902265374694758   整理番号:19A2050385

PPARγアゴニストはSchistosoma japonicum感染時のTreg細胞誘導を介して肝臓および脾臓病理を軽減する【JST・京大機械翻訳】

PPAR-γ Agonist Alleviates Liver and Spleen Pathology via Inducing Treg Cells during Schistosoma japonicum Infection
著者 (14件):
資料名:
巻: 2018  ページ: Null  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7019A  ISSN: 2314-8861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景.ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体-(PPAR-)γはヒト代謝障害において重要な役割を果たし,最近細胞増殖及び炎症応答の調節因子として関与している。高レベルのPPAR-γ蛋白質を発現する調節性T細胞(Treg)は,自己抗原に対する免疫耐性を維持し,Schistosoma感染に対する免疫応答を調節する能力を有する。しかし,これらの応答の分解能に関与する機構は不明である。【方法】ピオグリタゾン(PPAR-γ作動薬)の投与後のSchistosomajaponic感染マウスにおける肝臓および脾臓組織サンプルを採取した。肝臓および脾臓病理を,H&Eおよびマッソン染色により検出した。各マウスの肝臓および脾臓におけるTh1/2およびTreg細胞の割合を,フローサイトメトリーを用いて測定した。組織または細胞におけるPPAR-γおよびFoxp3の遺伝子発現レベルをリアルタイムPCR(RT-PCR)を用いて測定した。マクロファージをin vitroでピオグリタゾンで処理し,フローサイトメトリーによりTreg細胞を検出するために正常な精製CD4+T細胞と共培養した。CD4+T細胞におけるPPAR-γとFoxp3との相互作用を共免疫沈降により検出した。結果:ピオグリタゾンの投与は,肝臓および脾臓病理の発生の予防をもたらした。ピオグリタゾンによるPPAR-γの活性化は,CD4+CD25+Foxp3+Treg細胞の割合を増加させ,Schistosomajaponic感染マウスの肝臓および脾臓におけるCD3+CD4+IFN-γ+およびCD3+CD4+IL-4+細胞の割合を低下させた。加えて,PPAR-γ作動薬は,直接またはマクロファージの機能を間接的に調節することによって,in vitroでTreg細胞を誘発することができる。さらに,CD4+T細胞におけるFoxp3との相互作用を通して,PPAR-γ作動薬はFoxp3の発現を促進することができる。しかしながら,PPAR-γの阻害剤はFoxp3とPPAR-γの共発現を修飾することによりFoxp3の発現を弱めた。結論.著者らの研究は,Treg細胞の誘導を介してSchistosoma感染時に起こる免疫病理学の調節におけるPPAR-γ/Foxp3シグナル伝達に対する以前に認識されていない役割を明らかにする。Copyright 2018 Yuxiao Zhu et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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引用文献 (38件):
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  • C. Chuah, M. K. Jones, M. L. Burke, D. P. McManus, G. N. Gobert, "Cellular and chemokine-mediated regulation in schistosome-induced hepatic pathology," Trends in Parasitology, vol. 30, no. 3, pp. 141-150, 2014.
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  • E. J. Pearce, A. S. MacDonald, "The immunobiology of schistosomiasis," Nature Reviews Immunology, vol. 2, no. 7, pp. 499-511, 2002.
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