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J-GLOBAL ID：201902265502212480   整理番号：19A2843889

トライボロジーにおける液体架橋の影響

Effects of Liquid Bridge on Tribology

著者 (2件)： 田中健太郎 (東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門) ,  岩本勝美 (東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 64  号： 10  ページ： 601-606(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 表面が乾燥している固体-固体接触においてさえ,高真空条件のような特殊な環境を除いて,油または水分が界面に存在すると仮定することは道理にかなっている。その事例によると,液体架橋を界面に形成できる。本報告では,付着力と摩擦力に及ぼす液体架橋の影響について述べる。付着力は液体-空気界面のメニスカス形状と接触線における表面張力の垂直方向成分の結果として生じる。付着力は摩擦界面での接触圧を高め,摩擦力の増加をもたらす。液体架橋の非対称形状も固体-固体接触がなくても摩擦作用を有する。さらに,粒子法の例を紹介した。この方法は液体-空気界面の大きな変形を伴う毛細管現象のシミュレーションに有効である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 接着 ,  界面張力 ,  圧力 ,  濡れ ,  接触角 ,  ピン止め ,  計算流体力学 ,  *トライボロジー ,  *付着力 ,  摩擦力 ,  接触圧 ,  毛管現象 ,  シミュレーション ,  疎水性 ,  滑り
準シソーラス用語： 粘着 ,  ラプラス圧力 ,  脱濡れ ,  SPH【粒子】 ,  *液体ブリッジ ,  数値シミュレーション

著者キーワード (14件)： 接着 ,  表面張力 ,  Laplace圧力 ,  濡れ性 ,  接触角 ,  ピン止め ,  SPH ,  接着 ,  表面張力 ,  Laplace圧力 ,  濡れ性 ,  接触角 ,  ピン止め ,  SPH

分類 (1件)： 潤滑一般  (QB02010S)

引用文献 (22件)：

• 1) S. DERLER & L.-C. GERHARDT : Tribology of Skin: Review and Analysis of Experimental Results for the Friction Coefficient of Human Skin, Tribol. Lett., <b>45</b>, 1 (2012) 1.
• 2) ドゥジェンヌ・ブロシャール-ヴィアール・ケレ:表面張力の物理学, 吉岡書店 (2003) 42.
• 3) K. SUZUKI & Y. UYEDA : Load-Carrying Capacity and Friction Characteristics of a Water Droplet on Hydrophobic Surfaces, Tribol. Lett., <b>15</b>, 2 (2003) 77.
• 4) メイト:マイクロ・ナノスケールのトライボロジー, 吉岡書店 (2013) 132.
• 5) 安藤:マイクロトライボロジー入門, 米田出版 (2009) 59.

タイトルに関連する用語 (2件)： トライボロジー ,  架橋