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J-GLOBAL ID：201902265674716157   整理番号：19A2273021

マウスの腹側海馬におけるケタミンの抗うつ剤様効果と成体神経形成促進の間の潜在的関連【JST・京大機械翻訳】

Potential link between antidepressant-like effects of ketamine and promotion of adult neurogenesis in the ventral hippocampus of mice

著者 (2件)： Yamada Jun (Department of Anatomy and Neuroscience, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University, Fukuoka, Japan) ,  Jinno Shozo (Department of Anatomy and Neuroscience, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University, Fukuoka, Japan)
資料名： Neuropharmacology  (Neuropharmacology)
巻： 158  ページ： Null  発行年： 2019年 
JST資料番号： H0537A  ISSN： 0028-3908  CODEN： NEPHBW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近の研究は,N-メチル-D-アスパラギン酸受容体(NMDAR)のオープンチャンネル遮断薬,ケタミンが治療抵抗性鬱病患者に有効であることを示している。本研究において,成体海馬神経形成における単一ケタミン投与と背腹分化の抗うつ薬様効果間の潜在的関連性を明らかにすることを目的とした。免疫組織化学的分析は,神経幹細胞の密度が背側および腹側領域の両方においてケタミンにより影響されないにもかかわらず,ケタミンによるニューロン前駆細胞および新生顆粒細胞の密度の上昇が腹側(情動に関連)で見られたが,成体マウスの海馬では見られなかった。ケタミンによる新生顆粒細胞の成熟の促進は,腹側で明らかであったが,背側,海馬では明らかではなかった。行動分析により,ケタミンは空間記憶に影響しないが,抑制関連行動を改善することを示した。ウェスタンブロット分析は,GluN2Bの基礎発現が,NMDARのサブユニットではなく,背側海馬より腹側海馬で高いことを示した。NMDARのGluN2Bサブユニットの発現の誘導,ラパマイシンのリン酸化哺乳類標的(p-mTOR),α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピオン酸受容体のGluA1サブユニット(AMPAR),及び脳由来神経栄養因子(BDNF)は,背側海馬よりも腹側海馬において大きかった。著者らの結果は,単一ケタミン投与が腹側海馬における成体神経形成を非常に選択的に促進することを示す。さらに,海馬におけるNMDAR,p-mTOR,AMPARのGluA1サブユニット,およびBDNFのGluN2Bサブユニットの腹側優性誘導は,ケタミンの独特の抗うつ薬様効果の基礎となる可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *抗うつ薬 ,  投与 ,  *成体 ,  ウェスタンブロット法 ,  受容体 ,  サブユニット ,  ニューロン ,  *海馬 ,  リン酸化 ,  BDNF ,  エーテル ,  大環状化合物 ,  ラクタム ,  ラクトン ,  酵素阻害剤 ,  ヘミアセタール ,  脂環式アルコール ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  芳香族塩素化合物 ,  脂環式ケトン ,  第二アミン
準シソーラス用語： GluN2B ,  *神経発生 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： ケタミン ,  成人の神経形成 ,  Hippocampus ,  背腹差 ,  抗うつ剤

分類 (2件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

物質索引 (2件)： ラパマイシン ,  ケタミン

タイトルに関連する用語 (7件)： マウス ,  腹側海馬 ,  ケタミン ,  抗うつ剤 ,  成体 ,  神経形成 ,  促進