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J-GLOBAL ID:201902267184387706   整理番号:19A2242239

好中球細胞外トラップ形成による内皮炎症反応に対する酸化低密度リポ蛋白質と好中球の協同作用【JST・京大機械翻訳】

Cooperative Action of Oxidized Low-Density Lipoproteins and Neutrophils on Endothelial Inflammatory Responses Through Neutrophil Extracellular Trap Formation
著者 (8件):
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巻: 10  ページ: 1899  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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心血管疾患の進行における酸化的に修飾された低密度リポ蛋白質(oxLDL)の機能は,マクロファージおよび内皮細胞における複数の細胞応答の活性化に関して広く研究され,よく特性化されている。蓄積された証拠は血管病変における好中球の存在を明らかにしたが,好中球機能に及ぼすoxLDLの影響は適切に研究されていない。現在の10年間に,好中球細胞外トラップ(NETs)は,病原性細菌に対する一次反応としてだけでなく,アテローム性動脈硬化症や血栓症のような様々な疾患における組織損傷におけるそれらの病理学的役割によっても注目されている。本研究では,oxLDLがNET形成に影響し,内皮細胞における炎症反応の危険因子であるかどうかを検討した。HL-60由来好中球をホルボール12-ミリスタート13-アセタート(PMA)により30分間刺激し,NET形成を誘導し,続いて20μg/mLの天然または酸化LDLとのインキュベーションを追加2時間行った。放出されたNETs成分を含む刺激細胞の培養培地を収集し,放出DNAの蛍光定量とウェスタンブロット分析によるミエロペルオキシダーゼ(MPO)の検出によりNET形成を評価した。PMAにより誘導されたHL-60由来好中球の正味形成は,oxLDLとの付加的インキュベーションにより有意に増強されたが,天然LDLとはしなかった。PMAの不在下でのoxLDL単独によるHL-60由来好中球の処理は,NET形成を誘導しなかった。さらに,NET形成後のHL-60由来好中球の培養培地をヒト大動脈内皮細胞(HAEC)培養に移した。HL-60由来好中球により形成されたNETsを含む培養培地によるHAECの処理は,HL-60由来好中球が天然LDLとインキュベートされた時,HAECにおけるメタロプロテイナーゼ-1蛋白質の発現を増加させ,oxLDLの場合に発現が促進された。加えて,HL-60由来好中球により形成されたNETsからの培養培地はHAECの伸長を引き起こし,これは天然LDLまたはoxLDLとの共培養により著しく増強された。これらのデータは,oxLDLが好中球と相乗的に作用し,NETsを形成し,血管内皮炎症を促進することを示唆する。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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生体防御と免疫系一般  ,  免疫反応一般 
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