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J-GLOBAL ID：201902267251939803   整理番号：19A1645400

京都のコケ園における都市ヒートアイランドの影響

Urban heat island effects on moss gardens in Kyoto, Japan

著者 (1件)： Oishi Yoshitaka (Center for Arts and Sciences, Fukui Prefectural University, Fukui, Japan)
資料名： Landscape and Ecological Engineering  (Landscape and Ecological Engineering)
巻： 15  号： 2  ページ： 177-184  発行年： 2019年04月 
JST資料番号： F1075A  ISSN： 1860-1871  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 都市ヒートアイランド(UHIs)は都市の生物多様性と景観にとって重大な問題である。日本庭園に対するUHIsの影響は,これら庭が土地被覆としてコケを使用するので特に懸念され,コケは乾燥ストレスに対する感受性のためにUHIsにより強く影響される。日本の京都における17の歴史的庭を研究し,これらの庭に及ぼすUHIの影響を考慮した,コケ庭園のための効果的な管理戦略を提案した。研究サイトは,好湿性カビの大きなパッチによって覆われた庭,湿りやすいコケの小パッチの庭,比較的乾燥抵抗性のコケによって覆われた庭,およびコケの小さなパッチを持つ庭を含んでいた。庭内の温度と相対湿度を測定し,周囲の土地利用タイプを決定した。微気候の比較は庭タイプ間で有意差を示した。湿度は最も低い温度と最も高い相対湿度を持っていたが,コケの小さいパッチを持つ庭は最も高い温度と最低の相対湿度を持っていた。構造方程式モデルを用いて,庭から1000m以内の都市化が温度を上昇させ,相対湿度を減少させ,庭のタイプに強く影響すると判断した。これらの効果は,UHIsによって引き起こされた微気候の変化に対するコケの感受性に起因する可能性がある。まとめると,結果は,都市計画,例えば,1000mのコケ庭内の緑地の増加は,UHIの影響を緩和することによって,それらの庭を維持することができることを示した。Copyright 2018 International Consortium of Landscape and Ecological Engineering and Springer Japan KK, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： かび ,  京都府 ,  *こけ類 ,  *庭 ,  *ヒートアイランド ,  *生物多様性 ,  景観 ,  土地被覆 ,  水分ストレス ,  感受性 ,  土地利用 ,  微気候 ,  湿度 ,  温度 ,  緑地
準シソーラス用語： 好湿性カビ ,  *日本庭園 ,  *都市ヒートアイランド ,  乾燥ストレス

著者キーワード (6件)： 多様性 ,  コケ植物 ,  土地利用 ,  微気候 ,  都市化 ,  都市計画

分類 (1件)： 植物に対する影響  (EE04030Z)

タイトルに関連する用語 (3件)： 京都 ,  コケ ,  都市ヒートアイランド