抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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広域空間のカメラキャリブレーションは,監視カメラにおける人物認識など様々な分野で非常に重要な基礎技術の一つである。広域空間に対象を特化したカメラキャリブレーション手法として,モーションバーコードを用いた手法が提案されている。これは各時刻の直線上での移動物体の有無を表す時系列特徴量であるが,この手法では直線上の移動物体の有無のみにより対応づけを行うため,異なる移動物体が同一時刻で直線上に出現している場合には誤って対応づけられてしまうという問題点があった。本手法では,モーションバーコードの類似度を計算する際に,各画像の直線上の移動物体の色情報を比較することで,誤対応を削減する。具体的には,直線上にある移動物体の色相ヒストグラムを考慮してモーションバーコードの類似度を評価する。従来手法では色が明らかに異なる物体でも対応づけてしまうことが誤対応の原因となっていたが,移動物体の近傍領域の色相ヒストグラムを用いることにより,明らかに色が異なる物体は対応づけないことで誤対応を抑制する。実験でPETS2009データセットとEPFLデータセットを用いて提案手法と従来手法を比較した結果を報告する。(著者抄録)