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J-GLOBAL ID：201902267958879200   整理番号：19A0776404

ナノセルロースによるPickeringエマルションを反応場とするコニフェリルアルコール重合体の構造変化

著者 (6件)： 福田直弥 (九大 農) ,  鹿又喬平 (九大 大学院) ,  宮田拓摩 (九大 大学院) ,  LAM Pui Ying (京大 生存研) ,  飛松裕基 (京大 生存研) ,  北岡卓也 (九大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 69th  ページ： ROMBUNNO.L15-P-01  発行年： 2019年03月04日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹木リグニンの重合は,主にコニフェリルアルコールの酸化重合をモデル反応として研究されている。得られる脱水素重合物(DHP)の解析から,キシランやペクチンなど細胞壁を構成する多糖成分の共存下でβ-O-4結合の割合が増加すると報告されているが,細胞壁の主要成分であるセルロースの影響は明らかにされていない。本研究では,ナノセルロース(CNF)を固体界面活性剤とするPickeringエマルションを調製し,油水境界のCNF界面に限定したDHP重合を試みた。本手法では,ナノセルロースを加えてかく拌するだけのバルク重合に比べ,CNF上にDHPが均一に沈着し,沈着量も多くなった。これは乳化により形成されたマイクロ反応場で基質が均一に拡散・吸着することで,CNF界面で効率的に重合反応が進行したためと考えられる。また,NMRにより結合組成を定量した結果,β-5’結合の割合が明瞭に多くなることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *セルロース ,  乳濁液 ,  *フェノールエーテル ,  リグニン ,  *酸化重合 ,  細胞壁 ,  界面活性剤 ,  分子構造 ,  *重合体 ,  フェノール類 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和アルコール ,  ジオール
準シソーラス用語： *ナノセルロース ,  Pickeringエマルション ,  脱水素重合 ,  高分子構造

分類 (2件)： 単独重合  (CG04020S) ,  木材化学  (FF05040V)

物質索引 (1件)： コニフェリルアルコール

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノセルロース ,  Pickeringエマルション ,  反応場 ,  コニフェリルアルコール ,  重合体