文献

J-GLOBAL ID：201902269062295221   整理番号：19A1373326

都市域における希少植物の保全を考える 都市の自然環境と生物多様性の保全:東京を事例に

著者 (1件)： 沼田真也 (首都大学東京)
資料名： グリーン・エージ  (Green Age)
巻： 46  号： 6  ページ： 4-7  発行年： 2019年06月15日 
JST資料番号： L0484A  ISSN： 0287-9654  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・東京都の区部(23区)における森林面積は0.1%ほどしかなく,農用地面積(1.1%)や原野(0.8%)もほとんどない(2008)が,多摩地域の森林面積は48.7%,農用地面積は5.5%,原野は2.2%である(2009)ことが判明。
・東京都レッドリスト(2010)によると,都心に近いほど絶滅種が多くなるのに対して,都心から離れるほど絶滅危惧種が多くなる傾向。
・都市域の希少種の保護において,生物多様性保全を担う保全ボランティアグループの高齢化が問題となっており,また子どもの自然体験の消失が保全意識の低下をもたらすことなどを紹介。

シソーラス用語： 人間 ,  経験 ,  緑地 ,  絶滅危惧種 ,  問題 ,  *東京都 ,  生物多様性 ,  *環境保全 ,  *一覧表 ,  個体群 ,  *生物 ,  *レッドリスト ,  *希少植物 ,  自然体験 ,  *生物多様性保全 ,  絶滅種 ,  準絶滅危惧種
準シソーラス用語： 希少種 ,  担い手 ,  都市住民

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (12件)：

• Azmy, M., T. Hosaka, & S. Numata. (2016) Responses of four hornet species to the level of urban greenness in Nagoya city, Japan- implications for ecosystem disservices of urban green spaces. Urban Forestry & Urban Greening.18: 117-125
• Hosaka, T., & Numata, S. (2016)Spatiotemporal dynamics of urban green spaces and human-wildlife conflicts in Tokyo. Scientific Reports.6 : 30911 ; doi : 10.1038/srep30911.
• 小山博滋・近田文弘・土居祥兌・渡辺眞之・柏谷博之(2000):皇居の生物相:I.植物相,国立科学博物館専報,34,1-5.
• 宮脇昭編(1986):日本植生誌,関東.至文堂
• 沼田真也(2014):東京の生物多様性とその展望,地学雑誌,123:497-515

タイトルに関連する用語 (7件)： 都市域 ,  希少植物 ,  保全 ,  都市 ,  自然環境 ,  生物多様性 ,  東京