抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ゲル化リオトロピック液晶(LLCs)は高度に調整可能な多成分材料である。低分子量ゲル化剤(LMWGs)の選択を研究することにより,それらの相境界に影響することなくLLCs中に自己集合ゲルを形成するゲル化剤を見出した。(a)有機ゲル化剤12-ヒドロキシオクタデカン酸(12-HOA)と1,3:2,4-ジベンジリデン-D-ソルビトール(DBS)の存在下での系H_2O/NaCl-Genapol LA070,及び(b)ヒドロゲルN,N′-ジベンゾイル-L-シスチン(DBC)及びトリス-アミド-シクロヘキサン誘導体(HG1)を研究した。可視相研究と振動剪断周波数掃引により,12-HOAが共界面活性剤(ラメラL_α相の安定化と六方晶H_1相の不安定化)として作用し,ゲル化を防止することを確認した。逆に,DBSはLLCに対する強力なゲル化剤であり,DBSの存在により影響されない相境界を有した。ゲル化ラメラL_α,および柔軟にゲル化した六方晶H_1相が形成された。ヒドロゲル化剤DBCに対して,LLC相境界はわずかに変化したが,ゲル化LLCは形成されなかった。しかし,ヒドロゲル化剤HG1については,相境界は影響を受けなかったが,ゲル化ラメラL_αおよび柔軟にゲル化した六方晶H_1相が形成された。温度依存レオロジー測定は,DBSまたはHG1濃度を変化させることにより,ゲル化ラメラL_α相のゾル-ゲル転移温度を調整できることを示した。(a)ゾル-ゲルはL_α-等方性相転移(DBS,HG1質量分率η=0.0075),(b)T_ゾル-ゲルはゲル化L_α-等方性相転移(DBS,HG1η=0.015)以上である。これは,異なる次数における相転移を扱うことにより,時間的材料制御の可能性を開く。この系は油と水を含むので,有機ゲル化剤DBSとヒドロゲル化剤HG1の両方がこれらのLLCをゲル化できるが,これは全ての有機ゲル化剤/ヒドロゲルには明確には適用できない。研究は,LMWGsの注意深い最適化が界面活性剤層との相互作用を避け,ゲル化LLCsにおけるLMWGsの応用に重要なT_ゾル-ゲル値を最適化するために必要であることを示した。Copyright 2019 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】