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J-GLOBAL ID：201902270582856245   整理番号：19A1366084

新・環境法シリーズ 第88回 ラムサール条約における迅速評価と法的課題

著者 (1件)： 鈴木詩衣菜 (上智大)
資料名： 環境管理(産業環境管理協会)  (月刊環境管理)
巻： 55  号： 6  ページ： 075-080  発行年： 2019年06月10日 
JST資料番号： S0268A  ISSN： 1340-2552  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 湿地保全に関するラムサール条約は,締約国に対し,第3条2項に基づく登録湿地の管理を義務付けている。しかしながら,第3条2項は十分に遵守されていないのが現状である。このような事態に対応するために,ラムサール条約は締約国に対し,当該義務を果たせるよう登録湿地の評価方法やそのための指針などを採択しており,迅速評価を用いた登録湿地の管理の奨励はその一つである。本稿では,ラムサール条約における迅速評価を概観しつつ,締約国が同条約上の湿地保全に関わる義務をどのように果たしていくかについて,法的側面から検討する。(著者抄録)

シソーラス用語： 法規 ,  条約 ,  評価 ,  *湿地
準シソーラス用語： *ラムサール条約 ,  環境法 ,  *湿地生態系 ,  *湿地保全 ,  *迅速評価 ,  *早期警戒指標 ,  登録湿地

分類 (3件)： 生態系  (EE01040P) ,  環境問題  (SA01020V) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (30件)：

• 磯崎博司「ラムサール条約の諸原則」日本湿地学会(監修)『図説日本の湿地』(朝倉書店、2017)、164頁、196頁
• 鈴木詩衣菜「湿地保全と沿岸域の防災・ラムサール条約の転換期」、『環境と公害』45巻3号(岩波書店、2016)、16頁。
• Recommendation4.7: Mechanisms for improved application of the Ramsar Convention, Annexl, Convention on Wetlands (Ramsar, Iran, 1971), the 4th Meeting of the Conference of the Contracting Parties(Montreux, Switzerland, October 1990).
• Ibid., Annex2
• Resolution XIII. 17: Rapidly assessing wetland ecosystem services, Convention on Wetlands (Ramsar, Iran, 1971), the 13th Meeting of the Conference of the Contracting Parties (Dubai, United Arab Emirates, October 2018), p.2, para. 9.

タイトルに関連する用語 (3件)： 環境法 ,  条約 ,  迅速評価