高圧水素噴流の等エントロピー膨張入口境界条件に及ぼす実在気体効果の予備的議論

TANG Xinmeng; DZIEMINSKA Edyta; HAYASHI A. Koichi

文献

J-GLOBAL ID：201902271267620406 整理番号：19A2110382

高圧水素噴流の等エントロピー膨張入口境界条件に及ぼす実在気体効果の予備的議論

A preliminary discussion of the real gas effect on the isentropic expansion inlet boundary conditions of high-pressure hydrogen jets

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資料名：
巻： 80 号： 3-4 ページ： 150-158 発行年： 2019年08月31日
JST資料番号： F0476A ISSN： 1347-9466 CODEN： STEMCH 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

いくつかの数値的および実際的状況において,ノズル入口境界量p_in,T_in,ρ_inおよびw_in(ノズル入口での圧力,温度,密度および軸方向速度)を用いて,停滞量p_s,T_sおよびρ_s(停滞圧力,温度および密度)の代わりに噴流を定義している。この短報において,与えられた停滞量p_s,T_s,ρ_sに対して,入口境界条件p_in,T_in,ρ_in,およびw_inを,3つの異なるガスモデルを採用することにより,等エントロピー膨張と局所音波仮定に基づいて数学的に表現した。すなわち,理想的ガスモデル,Abel-Nobleガスモデル,およびSoave-Redlich-Kwong(SRK)実ガスモデルである。理想的なガスモデルを用いると,実ガス効果による実ガスモデルからのp_in,T_in,ρ_in,およびw_inによって定義される入口境界条件の偏差は,(参照SRKモデルからのデータの)停滞量ρ_sの偏差よりはるかに小さい。Abel-Nobleガスモデルに関しては,そのρ_sプロットは良く機能し,参照SRK実ガスモデルと非常に正確に一致するが,実際ガス効果による入口境界条件p_in,T_in,ρ_in,w_inの偏差は停滞量ρ_sの偏差よりはるかに大きい。ノズル入口境界条件p_in,T_in,ρ_inおよびw_inを利用するとき,Abel-Nobleガスモデルは,水素噴流シミュレーションにおいて採用するのに,それほど理想的でなかった。これらの議論により,水素噴流計算に対して,理想気体またはAbel-Nobleガスモデルを用いて,ノズル入口境界条件p_in,T_in,ρ_in,およびw_inを決定することができることを明らかにした。(翻訳著者抄録)

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気体燃料の製造 , 噴流

引用文献 (24件)：

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