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J-GLOBAL ID：201902271950861513   整理番号：19A2840322

鹿児島周辺の強潮流域における成層を考慮した潮流エネルギー賦存量の数値計算

NUMERICAL SIMULATION OF ENERGY POTENTIAL OF TIDAL CURRENTS IN CONSIDERATION OF DENSITY STRATIFICATION AROUND KAGOSHIMA

著者 (4件)： 濱添洸也 (鹿児島大学大学院 理工学研究科海洋土木工学専攻) ,  山城徹 (鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系海洋土木工学専攻) ,  加古真一郎 (鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系海洋土木工学専攻) ,  城本一義 (鹿児島大学大学院 理工学研究科技術部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_49-I_54(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鹿児島県の大島海峡,長島海峡,黒之瀬戸で密度成層を考慮した潮流の数値計算を行った.潮流の絶対流速は大島海峡では待網岬沖,長島海峡では鳴瀬鼻沖,黒之瀬戸では梶折鼻沖の地点で最大となり,これらの地点の潮流の流速とエネルギー賦存量は夏季よりも冬季に大きい傾向を示した.夏季の流速減少は潮汐エネルギーが海水の密度成層の弱化に消費されていることが原因であると考えられる.潮流発電装置を1機設置場合に抽出できる年平均エネルギーは大島海峡で1.0MWh,長島海峡で4.1MWh,黒之瀬戸で12.8MWhであることを示唆した.(著者抄録)

シソーラス用語： 鹿児島県 ,  *潮汐エネルギー ,  *潮力発電 ,  *エネルギー資源 ,  数値計算 ,  成層 ,  流速 ,  季節的変動 ,  潮流計算 ,  平均流速
準シソーラス用語： *エネルギー賦存量 ,  季節変動 ,  *潮流エネルギー ,  *潮流発電 ,  密度成層

著者キーワード (5件)： energy potential of tidal current ,  Oshima Strait ,  Nagashima Strait ,  Kuronoseto Strait ,  numerical simulation

分類 (2件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  波力発電,潮力発電  (NB03130B)

引用文献 (9件)：

• 1) 内閣府:海洋基本計画,53 pp,2013.
• 2) 國里立紀,加古真一郎,山城徹,中川智文,山本峻太郎,城本一義:潮流発電に関連した奄美大島周辺海域における潮流の現地観測と数値実験,土木学会論文集 B3(海洋開発),Vol. 71,No. 2,pp. I_109-I_144,2015.
• 3) 堀田正資,山城徹,加古真一郎,城本一義:鹿児島県長島周辺海域における潮流パワーポテンシャルについて,土木学会論文集 B3(海洋開発),Vol. 73,No. 2,pp. I_755-I_760,2017.
• 4) Müller, M., Cherniawsky, J. Y., Foreman, M. G. G. and von Storch, J.-S. : Global M2 internal tide and its seasonal variability from high resolution ocean circulation and tide modeling, Geophysical Research Letters, Vol. 39, L19607, doi:10.1029/2012GL053320, 2012.
• 5) Chen, C., Liu, H. and Beardsley, R. C. : An unstructured grid, finite-volume, three-dimensional, primitive equations ocean model: application to coastal ocean and estuaries, J. Atmos. Oceanic Technol., Vol. 20, pp. 159-186, 2003.

タイトルに関連する用語 (6件)： 鹿児島 ,  周辺 ,  潮流 ,  成層 ,  エネルギー賦存量 ,  数値計算