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J-GLOBAL ID:201902272501669795   整理番号:19A1650857

原発性抗リン脂質抗体症候群ではなく全身性エリテマトーデスの末梢血におけるTh17/Treg比の変化【JST・京大機械翻訳】

Altered Th17/Treg Ratio in Peripheral Blood of Systemic Lupus Erythematosus but Not Primary Antiphospholipid Syndrome
著者 (6件):
資料名:
巻: 10  ページ: 391  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7074A  ISSN: 1664-3224  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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抗りん脂質症候群(APS)の病因における免疫応答の役割は不明である。免疫調節機構におけるTh17細胞および/または欠損の頻度の違いがAPSの病因に関与している可能性がある。著者らの目的は,原発性APS(PAPS)患者における末梢血Th細胞表現型と循環サイトカインプロファイルを測定し,疾患対照群として全身性エリテマトーデス(SLE)と比較することであった。【方法】循環調節性T細胞(Treg)の頻度を,フローサイトメトリーによってPAPS患者36名からPBMCにおいて測定した。対照群として,21人の年齢と性別にマッチした健常対照(HC)と11人のSLE患者を含んだ。Tregの抑制能力を共培養アッセイによりin vitroで評価した。一方,細胞内サイトカイン産生をTh1,Th2およびTh17細胞で評価し,IL-6,IL-10,およびIL-35の循環をCytometry Bead ArrayおよびELISAにより測定した。Thマスター遺伝子発現レベルの定量は,リアルタイム定量的PCRによって実行した。結果:PAPS患者とSLE患者は,HCと比較してTregの割合または数の差を示さなかった。Tregの抑制能力も,3つの研究グループで類似していた。代わりに,PAPS患者とHC患者において,SLE患者より高いFoxP3 mRNA発現レベルを見出した。Th17反応に関しては,PAPSとHC患者はSLEよりも循環Th17細胞の有意に低い頻度を示した。しかしながら,患者と対照の間でTh1反応に差は観察されなかった。したがって,Th17/Th1とTh17/Treg比の増加はSLE患者で見られたが,PAPS患者では見られなかった。PAPSとSLE患者はHCより血清IL-6レベルが高かったが,両疾患群間に差はなかった。その上,免疫抑制性サイトカイン濃度の有意な増加は,HCと比較してPAPSでのみ観察された。結論:著者らのデータは,主にTh17反応の増加によるPAPSと比較して,SLEから末梢血CD4+T細胞の炎症プロファイルの増加を示す。結論として,PAPSにおけるTh細胞に対する直接的な病原性の役割はないが,SLEにおいてはそうである。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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免疫反応一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
引用文献 (52件):
  • Miyakis S, Lockshin MD, Atsumi T, Branch DW, Brey RL, Cervera R, et al. International consensus statement on an update of the classification criteria for definite antiphospholipid syndrome (APS). J Thromb Haemost. (2006) 4:295-306. doi: 10.1111/j.1538-7836.2006.01753.x
  • Manzi S, Ahearn JM, Salmon J. New insights into complement: a mediator of injury and marker of disease activity in systemic lupus erythematosus. Lupus. (2004) 13:298-303. doi: 10.1191/0961203303lu1016oa
  • De Groot PG, Urbanus RT. Antiphospholipid syndrome - not a non inflammatory disease. Sem Thromb Hemost. (2015) 41:607-14. doi: 10.1055/s-0035-1556725
  • Abrahams VM, Chamley LW, Salmon JE. Emerging treatment models in rheumatology: antiphospholipid syndrome and pregnancy: pathogenesis to translation. Arthritis Rheumatol. (2017) 69:1710-21. doi: 10.1002/art.40136
  • Xiao J, Zhu F, Liu X, Xiong J. Th1/Th2/Th17/Treg expression in cultured PBMCs with antiphospholipid antibodies. Mol Med Rep. (2012) 6:1035-9. doi: 10.3892/mmr.2012.1055
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