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J-GLOBAL ID：201902272565795850   整理番号：19A1929081

鋼棒の衝突を受ける鋼板の貫通破壊に関する基礎的検討

A FUNDAMENTAL STUDY ON THE PERFORATION FAILURE OF STEEL PLATES SUBJECTED TO A STEEL PROJECTLE IMPACT

著者 (4件)： 濱田匠李 (防衛大学校 理工学研究科) ,  別府万寿博 (防衛大学校 建設環境工学科) ,  間瀬辰也 (東電設計株式会社) ,  中田達也 (東電設計株式会社)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_421-I_429(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,竜巻が増加傾向にあり,竜巻によって巻き上げられた物体が原子力発電施設などの重要施設に衝突することで生じる被害が懸念されている.鋼製の平板が低速度の衝突作用を受けると,鋼板が衝突エネルギーを吸収することにより延性的な破壊を示すと考えられる.しかし,竜巻飛来物の最大衝突速度は約60m/sであり,この速度に対する鋼板の貫通性能を評価した事例は少ない.本研究は,SS400鋼板の貫通破壊を対象として,基礎的な実験および数値解析を行ったものである.実験の結果,質量4.3kgの飛翔体が速度約57m/sで板厚6mm~9mmの鋼板に衝突した場合,飛翔体の直径と同等の直径を有する貫通孔が発生することがわかった.また,実験に対する数値解析を行い,貫通破壊の再現性や貫通破壊の特徴に関する検討を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： *熱延鋼板 ,  *高速衝突 ,  貫通 ,  スルーホール ,  棒鋼 ,  衝突試験 ,  数値解析 ,  トルネード ,  *飛翔体 ,  画像分析 ,  歪分布 ,  塑性歪 ,  高速度
準シソーラス用語： 衝突速度

著者キーワード (4件)： Steel plates ,  Perforation ,  Projectile impact ,  Damage

分類 (1件)： その他の災害,防災  (RA02040X)

引用文献 (18件)：

• 原子力規制委員会:原子力発電所の竜巻影響評価ガイド,原規技発第13061911号,2013.
• 原子力規制委員会:原子力発電所の竜巻影響評価ガイド,原規技発第1409172号,改訂2014.
• 土木学会:構造工学シリーズ6,構造物の衝撃挙動と設計法,1993.
• 千葉矩正,志田茂,大手敏,吉沢弘泰:飛来物体に対する鋼板の耐衝撃性 : 第1報, 鋼板の破損限界の板厚依存性, 日本機械学会論文集A編,Vol.47,No.422, pp. 1101-1109,1981.
• Dor, G.B., Dubinsky, A., Elperin, T. : High-Speed Pene-tration Dynamics, Engineering Models and Methods, 2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： 鋼棒 ,  衝突 ,  鋼板 ,  破壊 ,  基礎的検討