文献
J-GLOBAL ID:201902272612033056   整理番号:19A0144205

変異型がんドライバーによる,加齢に伴う食道上皮の再構築

Age-related remodelling of oesophageal epithelia by mutated cancer drivers
著者 (42件):
資料名:
巻: 565  号: 7739  ページ: 312-317  発行年: 2019年01月17日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
がんの発生には,加齢に伴って正常組織で認められるクローン性増殖が関与している可能性が示唆されている。しかし,こうしたクローン性増殖の経時的な変化やリスク依存性については,ほとんど分かっていない。今回我々は,食道から採取した682個の微小試料について詳細な塩基配列解読を行った。その結果,生理学的には正常と考えられる食道上皮においても,ドライバー遺伝子(主にNOTCH1)に変異を獲得したクローンが加齢に伴って進行性に増殖を来していること,また,この過程は飲酒や喫煙により大幅に促進されることが明らかになった。ドライバー変異を有するクローンは,幼少期から多発性に生じ,加齢に伴ってその数とサイズの増加を認め,著しい高齢者においては,食道上皮のほぼ全面がこれらのクローンで置換されるに至る。食道がんで認められる変異と比較して,生理学的に正常な食道上皮では,NOTCH1およびPPM1Dの変異頻度の顕著な増加が認められた。これらの変異は,思春期後期までに(早くは乳児期早期において)獲得される場合があり,多量の喫煙や飲酒により有意に増加する。ドライバー変異を有するクローンによる食道上皮の再構築は,通常の加齢に伴う不可避の結果であり,生活習慣のリスクに依存してがんの発生に影響を与え得る。Copyright Nature Japan KK 2019
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝的変異  ,  発癌機序・因子 

前のページに戻る