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J-GLOBAL ID:201902272617617845   整理番号:19A0996558

Rペプチド切断10A1エンベロープ糖蛋白質を発現する複製能を有する腫瘍溶解性レトロウイルスベクターの構築【JST・京大機械翻訳】

Construction of replication-competent oncolytic retroviral vectors expressing R peptide-truncated 10A1 envelope glycoprotein
著者 (4件):
資料名:
巻: 268  ページ: 32-36  発行年: 2019年 
JST資料番号: E0807B  ISSN: 0166-0934  CODEN: JVMEDH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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複製欠損レトロウイルス(RDR)ベクターは遺伝子治療に一般的に用いられているが,臨床的に有益な形質導入効率はこれらのベクターで達成するのが困難である。最近,マウス白血病ウイルス(MLV)に基づく複製能レトロウイルス(RCR)ベクターの使用に注目が集まっている。RCRベクターは広範な癌モデルにおいて効率的な腫瘍縮小を達成することが示されている。ほとんどのRCRベクトルは,基本研究に広く適用されている,両性4070A MLV envから開発されている。本研究において,10A1env遺伝子を有する完全長ウイルスゲノムにおいて天然env遺伝子を置換することによりMoloney MLVに基づくRCRベクターを作成した。10A1 MLVは広範な細胞に感染できる。両性MLVとは異なり,10A1 MLVは,両性MLV受容体pIT2またはギブサイト型白血病ウイルス(GaLV)受容体Pit1を用いることができる。結果として得られたMoMLV-10A1-EGFPは293T,NIH3T3およびMus dunni細胞で複製できた。治療薬としてのMoMLV-10A1ベクターの可能性を評価するために,酵母シトシンデアミナーゼ(CD)自殺遺伝子をベクターに組み込んだ。得られたベクターMoMLV-10A1-CDは,5-フルオロシトシン(5-FC)投与によりヒト293T細胞の増殖を阻害することができた。加えて,シンシチウムにより腫瘍細胞を溶解するため,MoMLV-10A1-R(-)-EGFPを野生型10A1envを16アミノ酸Rペプチド切断10A1env遺伝子と置換することにより生成した。シンシチウム形成は,MoMLV-10A1-R(-)-EGFPベクターのトランスフェクションで,TE671ヒト腫瘍細胞,293TとPG13細胞で観察された。この結果は,このベクターの複製がそれ自身において発癌性であることを示唆する。著者らは,シンシチウムがレトロウイルスベクターの細胞から細胞への伝達を増強するのに寄与できることも見出した。これらの結果は,MoMLV-10A1ベクターが癌遺伝子治療に潜在的に有用であることを示す。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子操作  ,  ウイルスの生化学 

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