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J-GLOBAL ID：201902273338516080   整理番号：19A2890466

発情発見困難牛の特徴解明による授精率向上方策の検討

Characterization of estrus-related behaviors in subestrous cattle to improve submission rate

著者 (3件)： 坂口実 (北里大 獣医) ,  菊池元宏 (北里大 獣医) ,  三浦弘 (北里大 獣医)
資料名： 食肉に関する助成研究調査成果報告書  (Final Reports for Research Grants for Meat and Meat Products)
巻： 37  ページ： 176-180  発行年： 2019年11月 
JST資料番号： X0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自由に行動可能な肉用牛の発情に伴う咆哮行動について,音声および映像をもとに記録し解析した。同時発情の条件下では咆哮は記録されず,単独発情では77%で記録された。咆哮は単独発情での指標として取り入れられる可能性が示されたが,社会的順位の低い牛では,観察されない例が多いことに留意が必要である。発情発見困難牛はやや困難なものを含めても,同時発情では10%程度であるが,単独発情では60%近くに達し,大きな問題であることを再確認した。観察のみによる対応としてはその頻度と時間を増やす必要があることが明らかとなったが,行動量や行動特性等との関連をより詳しく解析して,授精適期の設定に役立てていく必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *肉牛 ,  *繁殖管理 ,  動物行動 ,  発情 ,  動物用医薬品 ,  受精率 ,  効率化 ,  プロスタグランジン ,  ジエン ,  不飽和アルコール ,  不飽和カルボン酸 ,  脂環式アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： 黄体ホルモン膣内挿入製剤 ,  効率向上 ,  行動特性 ,  単独発情 ,  同時発情 ,  *発情発見 ,  発情誘起 ,  繁殖牛 ,  咆哮

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C)

物質索引 (1件)： プロスタグランジンF2α

引用文献 (4件)：

• 坂口実, 菊池元宏, 三浦弘 : 平成27年度食肉に関する助成研究成果報告書, 伊藤記念財団, 34, 175~180, 2016.
• 坂口実, 菊池元宏, 三浦弘 : 平成28年度食肉に関する助成研究成果報告書, 伊藤記念財団, 35, 171~179, 2017.
• 近藤誠司 : 北海道大学農学部紀要, 15, 192~233, 1987.
• Van Eerdenburg, F. J. C. M., et al. : Vet. Quart., 18, 52~54. 1996.

タイトルに関連する用語 (4件)： 発情発見 ,  牛 ,  授精率 ,  方策