文献
J-GLOBAL ID:201902273476741129   整理番号:19A1273319

ケトン食によるニューロンの電気制御【JST・京大機械翻訳】

Electrical Control in Neurons by the Ketogenic Diet
著者 (3件):
資料名:
巻: 12  ページ: 208  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7064A  ISSN: 1662-5102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ケトン食は薬物耐性てんかんの食事治療として使用されるが,ケトン食に基づく抗てんかん薬はない。ケトン食は脳におけるエネルギー代謝産物(ケトン体,グルコースおよび乳酸)を変化させ,その結果,ニューロンにおける電気活性を変化させ,最終的にてんかん患者における発作を抑制する。ケトン食の抗けいれん作用を解明するためには,これらの代謝変化がニューロンの電気的変化に変換される機構を明らかにすることが重要である。本レビューでは,ケトン食によるニューロンの電気制御に焦点を当てた電気生理学的研究を要約する。最近の研究により,ケトン食により駆動される電気調節因子,すなわちイオンチャンネル(ATP感受性K+チャンネルおよび電位依存性Ca2+チャンネル),シナプス受容体(AMPA型グルタミン酸受容体およびアデノシンA1受容体),神経伝達物質輸送体(小胞グルタミン酸輸送体)およびその他(細胞死および乳酸デヒドロゲナーゼのBCL-2関連アゴニスト)が同定されている。従って,ケトン食はこれらの分子の複合作用を介してニューロン阻害を誘発すると思われる。薬物開発の観点から,これらの分子は新しい抗てんかん薬の開発の標的として価値がある。ケトン食を模倣する薬物療法は,これらの分子を標的とする複数の抗てんかん薬の組み合わせを通して,将来,実行可能である可能性がある。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  酵素一般  ,  遺伝子発現  ,  細胞生理一般  ,  神経の基礎医学 
引用文献 (68件):
  • Bélanger M., Allaman I., Magistretti P. J. (2011). Brain energy metabolism: focus on astrocyte-neuron metabolic cooperation. Cell Metab. 14, 724-728. doi: 10.1016/j.cmet.2011.08.016
  • Bialer M., White H. S. (2010). Key factors in the discovery and development of new antiepileptic drugs. Nat. Rev. Drug. Discov. 9, 68-82. doi: 10.1038/nrd2997
  • Boison D. (2017). New insights into the mechanisms of the ketogenic diet. Curr. Opin. Neurol. 30, 187-192. doi: 10.1097/WCO.0000000000000432
  • Bough K. J., Eagles D. A. (1999). Ketogenic diet increases the resistance to pentylenetetrazole-induced seizures in the rat. Epilepsia 40, 138-143. doi: 10.1111/j.1528-1157.1999.tb02066.x
  • Bough K. J., Valiyil R., Han F. T., Eagles D. A. (1999). Seizure resistance is dependent upon age and calorie restriction in rats fed a ketogenic diet. Epilepsy Res. 35, 21-28. doi: 10.1016/s0920-1211(98)00125-9
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る