抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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削除方式は,サーバへの入力(その長さ以外)についての情報を漏洩することなく,複雑な回路を評価するためにサーバの資源を使用するための計算的に弱いクライアントを可能にする。本論文では,量子回路に対する削除方式を考察し,そこでは,クライアントにより必要とされる量子動作を最小化することを試みた。本論文では,「C+P回路」と呼ぶ,大規模な回路ファミリを削除するための新しい方式を構築した。「C+P」回路は,Toffoliゲートと対角ゲートからなる回路である。この方式は,非対話型であり,クライアントからの量子計算量が少ない(入力長に比例するが,回路サイズには比例しない),完全な同形暗号化の存在のような付加的仮定に頼ることなく,量子ランダムオラクルモデルにおいて安全であることを証明できる。実際に,ランダムオラクルを,例えば,SHA-3,AESのような適切なハッシュ関数またはブロック暗号によって置き換えることができた。このプロトコルは,いくつかの量子アルゴリズム,例えばShorのアルゴリズムの最も高価な部分を削除することを可能にする。Shorのアルゴリズムを削除するのに十分な強力な以前のプロトコルは,多くのクライアント側量子操作またはFHEの存在を必要とする。このプロトコルは,局所的に実行するShorのアルゴリズムと比較して,クライアント側に漸近的に少ない量子ゲートを必要とする。入力を隠すために,著者らの方式は,1つの入力量子ビットを多重量子ビットに写像する符号化を使用する。次に,この符号化に関するToffoli回路の計算を可能にするために,古典的なガリ回路(可逆的なガリ回路)の新しい一般化を提供した。また,この符号化における位相ゲートの計算を支援できる技術を示した。このプロトコルのセキュリティを証明するために,量子ランダムオラクルモデルにおけるキー依存メッセージ(KDM)セキュリティを研究した。KDMセキュリティは量子環境では以前に研究されていなかった。Copyright 2019 International Association for Cryptologic Research Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】