抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:植物の毛様体の役割の1つは草食動物からの摂食障害を減少させると考えられている。毛様体の間で,腺毛様体は,生物学的に活性な植物化学物質を貯蔵することによって植物の化学防御システムにおいて役割を果たしている。これらの植物化学物質は害虫忌避剤として作用する。それらは抗微生物活性と殺虫活性を示し,野生植物から単離され,同定された。【結果】:キク科種のHeterotheca亜ax類は,葉表面に多くの腺毛様体を有し,これらは,昆虫摂食阻害活性を示すセスキテルペンカルボン酸塩を含んでいる。これらのセスキテルペンカルボン酸塩は腺毛様体の主要成分であるので,それらはH.subaxillarisにおける化学的防御として作用する可能性がある。Orobanchaceae種Parentucellia viscosaはまた,葉表面上に多くの腺毛様体を有し,これらの毛様体において昆虫摂食阻害剤のクレロダン型ジテルペン,kolavenic酸を産生する。さらに,2つの他のOrobanchaceae種,Bellardia trixagoおよびParentucellia latifoliaも多くの腺毛様体を有していたが,これらの腺毛様体の構成要素は試験昆虫に対して生物学的活性を示さなかった。しかし,セコ-ラブダンのジテルペンアルコールトリキサゴールとそのヘミマロン酸はB.trixagoの主要成分であり,これらのテルペンはそれらの粘度による摂食を妨害することにより草食動物に対する物理的防御として作用する可能性がある。結論:H.subaxillarisとP.visicosaの腺毛様体からの二次代謝産物は昆虫摂食阻害活性を示し,これらの二次代謝産物はこれらの植物種に対する化学防御として作用すると推定された。一方,2つの他のOrobanchaceae,B.trixagoおよびP.latifoliaにより生産された非生物学的に活性な二次代謝産物は,それらの粘度により物理的防御として作用すると推定された。これらのような防御システムは害虫に対する保護を強化するための新しい作物育種に適用できる可能性がある。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】