抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,水栓工場の作業現場からのニーズに基づき,検査の1工程の自動化を試みた.対象は水栓に張り付けられるラベルの検査である.指定されたラベルの有無ばかりでなく,湯・水を区別する赤/青ラベルの貼り付け位置などが検査対象となる.従来は「定数管理」という手法で貼り忘れのチェックをしていた.しかし,直接目視した判定ではないこと,位置の検査ができないこと,ラベルを含めた部品を同数準備するのに時間がかかること,などの問題点があった.そこで,目視のかわりに画像によりラベルの有無と貼り付け位置の正誤を判断する手法を導入した.機械学習の一つである物体検出という手法を利用し,複数枚の連続画像から所定回数のラベルが検出されるかで精度の向上を図った.5種類のラベルを合わせて3000枚ほど学習させた結果,3種類のラベルにおいて95%以上の再現率を達成した.(著者抄録)