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J-GLOBAL ID:201902275135715069   整理番号:19A0930870

LARGE GRAINはイネにおける小穂殻長を調節する推定RNA結合蛋白質をコードする

LARGE GRAIN Encodes a Putative RNA-Binding Protein that Regulates Spikelet Hull Length in Rice
著者 (10件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 503-515 (WEB ONLY)  発行年: 2019年03月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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粒度はイネ(Oryza sativa)の収量構成要素の1つである穀粒重量の重要な決定因子である。したがって,子実収量を増加させるためには,粒度を制御する詳細な機構を解明することが重要である。コシヒカリの非自律的DNAベース活性イネトランスポゾン1(nDart1)標識系統で見出されたLarge grain(Lgg)変異体は,F2およびF3における穀粒長とLGG遺伝子型の間のトランスポゾン表示および共分離分析を介して,推定RNA結合蛋白質をコードするLGGの5 ́非翻訳領域での切断nDart1-3および355bp欠失によって引き起こされる。クラスター化された規則的間隔の短い反復性リピート/CRISPR関連9媒介ノックアウトおよびLGGの過剰発現は,野生型に比べそれぞれ長いおよび短い穀粒をもたらし,LGGが小穂殻長を調節することが示された。LGGの発現は0.6mm長の若い穂で最も高く,穂が伸長すると徐々に減少した。LGGは根および葉でも発現した。これらの結果は,LGGが穂発生の非常に初期段階で機能することを示している。Lggノックアウトおよび過剰発現植物の小穂殻の縦細胞数は野生型のそれらと有意に異なり,LGGが小穂殻における縦細胞増殖を調節する可能性があることを示唆した。LGGノックアウトおよび過剰発現植物からの1mm長の若い穂のRNA-seq分析から,多くの細胞周期関連遺伝子の発現はLGG過剰発現植物および野生型と比較してノックアウト植物で減少していたが,細胞増殖のためのいくつかの遺伝子はノックアウト植物で高度に発現していることが明らかとなった。まとめると,これらの結果から,LGGがイネ小穂殻における細胞周期および細胞分裂の調節因子である可能性が示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  稲作 

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