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J-GLOBAL ID：201902275586051709   整理番号：19A1036043

環境情報を踏まえた参加型計画プロセスの設計-既存研究と高島市朽木地区における実践を踏まえた考察-

Collaborative Planning Process Design Based on Environmental Information-Consideration From the Existing Researches and the Implementations in Kutsuki, Takashima-

著者 (2件)： 小野聡 (立命館大学政策科学部) ,  木村道徳 (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)
資料名： 環境科学会誌(Web)  (Environmental Science (Web))
巻： 32  号： 2  ページ： 65-74(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1273A  ISSN： 1884-5029  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,近年の計画における参加に関する研究を概観して参加の場の設計についての枠組みを得た上で,高島市朽木地区における参加設計の実践について報告する。計画への参加の設計に求められる要件は,提供される情報の科学性とそれに関する適切な応答に基づきつつ,地域主体の多元的な物の見方を前提にした事実理解の共有,およびそれに基づいた地域全体および個々人の行動計画の策定に重心が移行しつつある。本稿では既存研究を概観する上で「計画プロセス」と「情報処理プロセス」の二軸を設定し,そのもとで複数の既存研究で行われている,共同事実確認やゲーミングシミュレーションといった参加設計の特徴を明らかにした。その上で,筆者らの研究グループがアクションリサーチを行う,滋賀県高島市朽木地区における計画プロセスに関する実践例を整理した。アンケート,住民対話,および円卓会議といった3つの参加の回路についてそれぞれの特性について分析し,達成点と課題について考察をした。(著者抄録)

シソーラス用語： *環境保全 ,  *住民参加 ,  *情報 ,  計画 ,  情報処理 ,  アンケート ,  会話 ,  会議 ,  事例研究 ,  滋賀県
準シソーラス用語： *環境情報 ,  高島市

著者キーワード (8件)： 計画への参加 ,  参加の設計 ,  協働的計画 ,  アクションリサーチ ,  Public participation to planning process ,  participation design ,  collaborative planning ,  and action research

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

引用文献 (29件)：

• 1) 井手俊彦(2005)公害反対と様々な環境保全運動.井手俊彦選集刊行会.地域を変える市民自治,緑風出版,245pp.
• 2) 寄本勝美(1981)「現場の思想」と地方自治,学陽書房,247pp.
• 3) 藤田宙靖(2006)行政法入門(第5版),有斐閣,281pp.
• 4) 須永洋平・原科幸彦(2007)検討委員会による廃棄物処理計画の合意形成プロセス.環境情報科学論文集,21, 519-524.
• 5) 小野 聡・井関崇博・原科幸彦(2009)道路計画策定のためのPIにおける協議会の運営方法に関する研究-千葉柏道路協議会を事例として-.計画行政,32(2),35-44.

タイトルに関連する用語 (7件)： 環境情報 ,  参加型計画 ,  プロセス ,  設計 ,  研究 ,  朽木 ,  地区