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J-GLOBAL ID：201902275741642277   整理番号：19A1753310

腐朽菌による木材の化学発光とその応用の可能性

著者 (1件)： 西村健 (森林研究・整備機構 森林総合研)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 45  号： 4  ページ： 163-175  発行年： 2019年07月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・木材の腐朽に伴ってその初期段階から放出される微弱な化学発光現象と木材腐朽を検出する手段としての応用の可能性を紹介。
・化学発光現象の原理と極微弱発光測定装置の概要,微弱発光計測の活用事例などを解説。
・木材腐朽菌である褐色腐朽菌オオウズラタケと白色腐朽菌カワラタケが行う木材分解反応による発光挙動や発光量の経時変化について解説。
・木材の化学発光を利用した木材腐朽の精密診断手法としての応用を示唆。

シソーラス用語： *木材腐朽菌 ,  *木材腐朽 ,  *化学ルミネセンス ,  事例研究 ,  微生物分解 ,  診断 ,  褐色腐朽菌 ,  白色腐朽菌
準シソーラス用語： 化学発光

分類 (2件)： 木材化学  (FF05040V) ,  ルミネセンス一般  (BM08091B)

引用文献 (34件)：

• 1)社団法人日本木材保存協会:住宅の腐朽・虫害の診断マニュアル(2007).
• 2)Nishimura, T., Kato, H., Shirai, N., Watanabe, T.:Chemiluminescence approach for non-destructive evaluation of early wood decay in high sensitivity, Biotechnology of Lignocellulose Degradation and Biomass Utilization ,edited by Sakka et al.(2008年三重バイオフォーラムプロシーディング), 83-88(2009).
• 3)大澤善次郎:“ケミルミネッセンス 化学発光の基礎・応用事例”,丸善株式会社,2003.
• 4)近江谷克裕:発光生物の光る仕組みとその利用,化学と教育,64,373-374(2016).
• 5)Isobe, H., Takano, Y., Okumura, M., Kuramitsu, S. and Yamaguchi, K. : Mechanism insights in charge-transfer-induced luminescence of 1, 2-dioxetanones with a substituent of low oxidation potential, Journal of the American Chemical Society, 127, 8667-8679 (2005).

タイトルに関連する用語 (6件)： 腐朽 ,  菌 ,  木材 ,  化学発光 ,  応用 ,  可能性