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J-GLOBAL ID：201902276002500004   整理番号：19A1656396

糸状シダ(Hymenophylaceae)における基質特異性と真菌共生の進化:あいまいな特性状態再構築のためのBayesアプローチ【JST・京大機械翻訳】

Evolution of substrate specificity and fungal symbiosis in filmy ferns (Hymenophyllaceae): a Bayesian approach for ambiguous character state reconstruction

著者 (2件)： Lehnert Marcus (Nees-Institut fuer Biodiversitaet der Pflanzen, Rheinische Friedrich Wilhelms-Universitaet Bonn, Bonn, Germany) ,  Krug Michael (Nees-Institut fuer Biodiversitaet der Pflanzen, Rheinische Friedrich Wilhelms-Universitaet Bonn, Bonn, Germany)
資料名： Symbiosis  (Symbiosis)
巻： 78  号： 2  ページ： 141-147  発行年： 2019年 
JST資料番号： T0856A  ISSN： 0334-5114  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一般的に植物としてのシダ類は,低い着生地を含む土壌に直接接続された生息場所で一般的なArbuscular Mycorrhizal Fungi(AMF)を含む共生を形成するが,高い着生生息地ではほとんど存在しない。AMFの高い可能性は主に陸生系統において期待されるべきであるが,真の完全に適応した着生系統は真菌類内生植物を欠いているか,または他のタイプの真菌類に切り替えられる可能性がある。例えば,多くの未特定菌類の形態学的クラスであるDark septate Endopytes(DSE)は,しばしば着生シダにおいて見出され,潜在的に共生子嚢菌を含む可能性がある。著者らは,シダの古代系統,Hymenophyllaceaeまたはfilmyシダについて,不完全に知られた菌根形成状態を有する好ましい基質のあいまいな特性を比較するために,Bayesアプローチを用いた。分析された167種の大多数は,サキシス,陸生または着生生息地(低および高着生に分化)のいずれかを好むが,明確な選好なしに多くの一般化がある。全ファミリーのHymenophyll科と亜科のTrichomanoidaeの2つの主要クレードの1つについて,陸生生息場所とAMFは祖先状態を表すための最も高い確率を受けた。亜科Hymenophyllidaeについては,低い着生生息場所とDSEは祖先状態として最も高い確率を受けたが,AMFに対するそれは非常に低かった。全サブファミリーと同様に,サブファミリーTrichomanoidaeの他の主要クレードは,本来陸生である可能性が最も高いことが見出された。しかし,両方の場合において,確率値は,すべての値が約50±5%で,低い着生の値とは大きく異ならなかった。現在の条件での高い着生生息場所は,被子植物が優勢な植生においてのみ可能であると考えられており,いかなるクレードにおいても祖先状態であるという高い確率を受けなかった。これにより,被子植物の出現からの時間における糸状シダにおける着生植物の進化が分離され,それは他の主要な着生シダ系統の放射を誘発すると仮定されている。Copyright 2019 Springer Nature B.V. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 子嚢菌類 ,  *基質特異性 ,  分化 ,  *曖昧さ ,  *再構成 ,  生息場所 ,  *共生 ,  *真菌類 ,  被子植物 ,  着生 ,  しだ類 ,  モルフォロジー
準シソーラス用語： クレード ,  古代 ,  陸生 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： シダ菌根 ,  フィルム ,  Gymnosperm森林 ,  生息場所 ,  低着生植物 ,  ニッチの進化 ,  基板

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  土壌生物  (FB04050N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 基質特異性 ,  真菌 ,  共生 ,  進化 ,  再構築