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J-GLOBAL ID：201902276015579326   整理番号：19A1696242

大気中に供給された海水飛沫の時間・空間的な変動に関する現地観測とその予測解析

FIELD OBSERVATION AND NUMERICAL CALCULATION OF TEMPORAL-SPATIAL DISTRIBUTIONS OF SEA SALT SPRAY

著者 (4件)： 中村文則 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学課程) ,  大原涼平 (長野工業高等専門学校 環境都市工学科) ,  滝晴信 (長岡技術科学大学大学院 環境社会基盤工学専攻) ,  下村匠 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学課程)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_1285-I_1290(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 構造物に作用する海水飛沫量の違いを時間・空間的に予測することは,構造物の塩害劣化の予測精度の向上に直接つながるため重要である.本研究では,海岸近傍の気象・波浪作用と海水飛沫量の時間・空間的な変動を予測できる方法を確立するために,構造物周辺において2時間間隔の気象作用と海水飛沫量の現地観測を実施した.さらに,風況・波浪と海水飛沫量を予測できる3次元数値モデルを用いて,気象・波浪・海水飛沫量の時間・空間的な分布の予測を行い,その結果について妥当性の検証を行った.その結果,気象・波浪作用に応じた海水飛沫量の時間・空間的な変動を確認でき,海水飛沫量が風速・風向と波浪条件に影響されていること,数値解析により構造物周辺の気象・波浪作用と海水飛沫量の時間・空間的な変動を予測できることが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *飛沫 ,  *海水 ,  変動 ,  その場観察 ,  *解析 ,  数学モデル
準シソーラス用語： *塩害劣化 ,  現地観測 ,  *時空間変動 ,  *数値モデル ,  予測解析

著者キーワード (4件)： sea salt spray ,  salt damage ,  numerical simulation ,  temporal-spatial distributions

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  大気の物理分析  (CC03050G) ,  数値解析,近似法  (AB04000F)

引用文献 (4件)：

• 1) 仲座栄三,津嘉山正光,北村康司,増田悦久,和田誠,糸数義直 : 強風時の飛来塩分量と降雨中塩分濃度に関する研究,海岸工学論文集,第45巻,pp. 1176-1180,1998.
• 2) 山田文則,細山田得三,下村匠 : 海岸に隣接した構造物周辺の飛来塩分の発生・輸送過程とその長期的な予測計算,海岸工学論文集,第54巻,pp. 1216-1220,2007.
• 3) 中村文則,大原涼平,井野裕輝,山口貴幸,下村匠:構造物周辺の地形・風況・飛来塩分の詳細調査とその予測技術の基礎的研究,コンクリート構造物の補修・補強・アップグレード論文報告集,第17巻,pp. 615-620,2017.
• 4) 角川修,深山大介,荒木琢也:感水紙を用いた茶園における農薬散布時のドリフトの評価,茶業研究報告,No. 106,pp. 21-38,2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 大気中 ,  海水 ,  飛沫 ,  現地観測 ,  予測解析