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J-GLOBAL ID:201902276061250094   整理番号:19A0736746

短報:牛乳塩基性蛋白質はマウス軟骨形成ATDC5細胞の増殖を促進し分化を阻害する【JST・京大機械翻訳】

Short communication: Milk basic protein promotes proliferation and inhibits differentiation of mouse chondrogenic ATDC5 cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 102  号:ページ: 2873-2878  発行年: 2019年 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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牛乳塩基性蛋白質(MBP)の摂取は骨形成を促進し,骨吸収を抑制することにより骨密度を増加させることが報告されている。しかしながら,軟骨におけるMBP,骨に隣接する組織に関する研究はほとんどなされていない。そこで著者らは,軟骨細胞株ATDC5に及ぼすMBPの影響を調べた。WST-1法を用いた増殖アッセイにおいて,ATDC5細胞への10,100および1000μg/mLのMBPの添加は,対照細胞と比較して,細胞数をそれぞれ約1.2,1.5および1.7倍有意に増加させた。フローサイトメトリーを用いた細胞周期分析は,S-およびG_2/M期細胞の比率が増加したが,G_0/G_1相の比率は,MBP添加により用量依存的に減少したことを明らかにした。MBP処理したATDC5細胞のアルカリ性ホスファターゼ活性を測定し,細胞の分化段階を調べた。アルカリ性ホスファターゼ活性はMBP添加により用量依存的に抑制され,特に高用量のMBP(100及び1000μg/mL)で劇的であった。細胞の石灰化の指標であるAレッドS染色強度は,非処理対照細胞よりMBP処理(100μg/mL)細胞で低かった。逆転写PCR実験において,遺伝子9(Sox9)とタイプIIコラーゲン(Col2)を含むSRYボックスのmRNAレベルは,対照細胞と比較してMBP処理細胞で有意に増加した。また,MBP処理細胞において,run関連転写因子2(Runx2)およびタイプXコラーゲン(Col10)のmRNAレベルの有意な減少が観察された。これらの結果は,MBPが石灰化に対する分化を抑制することにより軟骨細胞の増殖を促進することを示唆した。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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牛 

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