文献
J-GLOBAL ID:201902276833966270   整理番号:19A1240595

異なる入射角と長い時間間隔を有する輝度SARデータを用いた建物損傷評価

Building Damage Assessment Using Intensity SAR Data with Different Incidence Angles and Longtime Interval
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 456-465(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F1399A  ISSN: 1881-2473  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
合成開口レーダ(SAR)輝度画像を用いて建物損傷評価のための変化検出を行う際には,画像の観測条件は類似し,取得時間は地震発生間隔に近いことが望ましい。こうすればレーダ操作システムと地上での一時的な変化の影響を最小化することができ,高精度な評価結果が容易になる。しかしながら,実際には,特に低開発地域においては,事象前の記録が限られているので理想的な画像を得ることは困難である。2015年のゴルカ,ネパール地震では,TerraSAR-X衛星が,事象の前後(それぞれ2010年5月30日と2015年5月13日)に影響を受けたサンクー地域を捉えた。事象前のデータは41°の入射角を持つ上昇経路で得られたが,事象後のデータは33°の入射角を持つ下降経路で得られた。異なる観測条件と長時間間隔を有する得られたデータを建物の損傷評価に適用するために,2つの方法を考慮して研究した。一方では,これらの因子を考慮した変化検出の実現可能性を調べた。画素の統計的特性を12の試験地域で分析して一時的な変化の影響をチェックし,建物の設置面積を2つの異なる入射角を考慮してバッファーに保存した。他方,事象後のデータのみに基づく分類の信頼性を研究した。この結果,「範囲値」と「標準偏差」のようないくつかのテクスチャパラメータについては良好な分類性能が示されたので,これは更なる研究に値する。さらに,事象後のデータを用いて得られた分類結果は,事象前後のデータを用いたものと類似の精度を達成し,事象前データの限界問題を決定的に解決することができるので,事象後データに基づく建物損傷検出の研究価値を予備的に示した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然災害  ,  リモートセンシング一般 
引用文献 (24件):
  • [1] M. Matsuoka and F. Yamazaki, “Characteristics of satellite images of damaged areas due to the 1995 Kobe earthquake,” 2nd Conf. on the Applications of Remote Sensing and GIS for Disaster Management, The George Washington University, 1999.
  • [2] L. An, G. Zhang, L. Gong, and Q. Li, “Integration of SAR image and vulnerability data for building damage degree estimation,” 2016 IEEE Int. Geoscience and Remote Sensing Symp. (IGARSS), pp. 4263-4266, 2016.
  • [3] F. Wu, L. Gong, C. Wang, H. Zhang, B. Zhang, and L. Xie, “Signature analysis of building damage with TerraSAR-X new staring spotlight mode data,” IEEE Geoscience and Remote Sensing Letters, Vol.13, No.11, pp. 1696-1700, 2016.
  • [4] Y. Bai, B. Adriano, E. Mas, H. Gokon, and S. Koshimura, “Object-based building damage assessment methodology using only post event ALOS-2/PALSAR-2 dual polarimetric SAR intensity images,” J. Disaster Res., Vol.12, No.2, pp. 259-271, 2017.
  • [5] Y. Bai, B. Adriano, E. Mas, and S. Koshimura, “Building damage assessment in the 2015 Gorkha, Nepal, earthquake using only post-event dual polarization synthetic aperture radar imagery,” Earthquake Spectra, Vol.33, No.S1, pp. 185-195, 2015.
もっと見る

前のページに戻る