文献
J-GLOBAL ID:201902276841486121   整理番号:19A1695539

北海道の道央・道東地域における5冬期の積雪特性と気象要素との関係-2014年冬期から2018年冬期に実施した広域積雪調査-

Snow surveys of central and eastern Hokkaido from 2014 to 2018, and meteorological elements affecting snow grain type
著者 (2件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 163-182  発行年: 2019年07月15日 
JST資料番号: G0017A  ISSN: 0373-1006  CODEN: SPYOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北海道の道央・道東地域の積雪分布の年次変動と大雪時の積雪特性を把握することを目的に,毎年同時期に同じ場所での調査を実施した.本研究は2014年~2018年の5冬期に北海道の32地点で実施した広域積雪調査結果を取りまとめ,積雪特性と気象要素との関係を分析した.各冬期の気象は,積雪の高さや層位,雪質に現れていた.2014年と2018年は冬型の気圧配置が続き,道央地域が大雪でしまり雪やざらめ雪が主体に,道東地域は少雪で下層にしもざらめ雪が発達していた.2015年はオホーツク海側と根釧台地で大雪となった.2016年と2017年は少雪で,特に2017年は全観測地で積雪の高さが100cm未満だった.積雪の高さと積雪水量の関係は,既往研究とよく一致し,両者の直線関係から導出した全層平均密度には道央と道東の地域差が現れていた.石坂(2008)による積雪地域の気候区分図の適中率は72%で,本研究はこの区分を概ね支持する結果になった.現地観測データを積雪モデルの精度向上につなげる目的で,複数の気象要素を説明変数とし重回帰分析による雪質推定を行った.その結果,各観測地の雪質を60%以上説明できることがわかった.得られた経験式は積雪モデルの改善に有効である.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
雪氷学 
引用文献 (50件):
  • 秋田谷英次,遠藤八十一(1978):石狩・空知地方の積雪調査.低温科学,物理篇,35,105-115.
  • 秋田谷英次,遠藤八十一(1979):北海道の平地積雪の特性(1977-'79年冬期).低温科学,物理篇,38,33-40.
  • 秋田谷英次,遠藤八十一(1980):北海道内平地における厳冬期の積雪特性.低温科学,物理篇,39,55-61.
  • 秋田谷英次,藤野和夫,河村俊行,松沢勝福沢卓也(1990):北海道北部・東部の広域積雪調査報告.低温科学,物理篇,資料集,49,9-13.
  • 秋田谷英次,石井吉之(1993):硬さを考慮した北海道の積雪特性.低温科学,物理篇,51,31-39.
もっと見る

前のページに戻る