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J-GLOBAL ID:201902277137993709   整理番号:19A1328298

黄-緑色の皮をつけた「シャインマスカット」ブドウにおける果実の発達と成熟に及ぼすアブシシン酸/エテホン処理の影響

Effects of Abscisic Acid/Ethephon Treatments on Berry Development and Maturation in the Yellow-green Skinned ‘Shine Muscat’ Grape
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 189-201(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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アブシシン酸(ABA)およびエチレンは,ブドウ果実および他の果実の成熟に関与する良く知られた植物ホルモンである。しかしながら,黄-緑色皮ブドウ果実の成熟の過程は,果皮色の変化からブドウ成熟度を決定することの困難さのためによく理解されていない。成熟中の果皮褐変は,「シャインマスカット」を含むいくつかの黄-緑色皮ブドウ栽培品種における主要な商業的問題である。この問題を解決するためには,ブドウ成熟と皮膚褐変に関与する機構のより良い理解が必要である。著者らは,ABAまたはエテホンの噴霧適用により,果実着色段階(45~50 DAFB)において,「シャインマスカット」ブドウクラスタを処理した。これらの処理は暗色を生み,果皮のtrans-レスベラトロールとフラボノール含量を増加させた。ABAとエテホン処理は皮膚褐変の重症度を有意に増加させた。ポリフェノール生合成および酸化に関与する遺伝子の発現の変化は,ポリフェノールの増加および果皮における褐変の重症度と一致した。エチレンおよびオーキシン生合成に関与するVvACO2およびVvYUC1遺伝子の発現は,それぞれ褐色皮膚を持つベリーにおいてアップレギュレートされた。ABA処理はまた,ベリーのサイズを増加させたが,ベリー成熟に及ぼすエテホン処理の影響はABA処理のそれと同様かあるいは大きかった。ベリー果皮において,植物ホルモン生合成に関与するVvACO3の発現はABA処理に応答して有意に増加した。全体として,ABAとエテホン処理により生産された遺伝子発現の変化は異なった。従って,異なる機構がABA及びエテホンに対する生理的応答を調節する可能性があるが,両処理はベリー成熟を促進する。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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果樹  ,  植物生理学一般  ,  植物成長調整剤  ,  植物に対する影響 
引用文献 (65件):

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