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J-GLOBAL ID：201902277468703333   整理番号：19A1252506

歴史的な文字・非文字データとICT 時空間基盤データの構築

著者 (2件)： 原正一郎 (京大 東南アジア地域研) ,  関野樹 (国際日本文化研究セ)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 102  号： 6  ページ： 572-576  発行年： 2019年06月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・多様な人文学データを統合したり分析したりする上で時空間属性は重要であり,実際,人文学において,地図や年表は事象の時空間関係を考察するための常套手段となっており,GISなどの普及に伴い,時空間情報に注目した人文学の研究事例や学術団体が増加。
・人文学では,時空間データを地名や日付のように文字列で記述することが多く,その利用には数値化の必要があり,そのためには,地名を緯度・経度のような座標に,旧暦の日付を西暦などに対応させる辞書が不可欠。
・本稿では,時空間データ基盤として,日本の歴史地名と旧暦の日付に関するディジタル辞書の構築を紹介。
・この辞書構築には以下の4つの史資料を利用:1)大日本地名辞書,2)延喜式神名帳,3)日本寺院総鑑,4)旧5万分の1地形図。

シソーラス用語： *人文科学 ,  *地理情報システム ,  歴史 ,  地名 ,  時空 ,  緯度 ,  暦 ,  辞書 ,  寺院 ,  地形図 ,  歴史的地名
準シソーラス用語： *人文学 ,  *GIS【地理】 ,  時空間

分類 (2件)： 自然語処理  (JE06000L) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (10件)：

• 川口 洋, 石崎研二, 後藤 真, 関野 樹, 原 正一郎, 歴史GISの地平 景観・環境・地域構造の復原に向けて, 勉誠出版, 東京, 2012.
• 吉田東伍, 大日本地名辞書, 第1~8巻, 冨山房, 京都, 1900 刊行開始.
• 日本寺院総監データ, 寿企画, 東京, 2000.
• S. Hara, “Digital gazetteer as a knowledgebase for open data science,” Pacific Neighborhood Consortium Annual Conference and Joint Meetings (PNC) 2017, pp. 69-75, DOI:10.23919/PNC.2017.8203524, IEEE Xplore, 2017.
• 式内社研究会, 式内社調査報告, 皇学館大学出版部, 三重, 1977~1986.

タイトルに関連する用語 (6件)： 歴史 ,  文字 ,  ICT ,  時空間 ,  基盤 ,  構築