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J-GLOBAL ID：201902277552481253   整理番号：19A1092854

紫外LED励起蛍光分析による畑作土壌の可給態窒素,全炭素,全窒素,C/N比の推定

Estimation of available nitrogen, total carbon, total nitrogen, and C/N ratios in upland soil using ultra violet-LED induced fluorescence

著者 (2件)： 織井孝治 (信州大学農学部) ,  井上直人 (信州大学農学部)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 90  号： 2  ページ： 116-122(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土壌サンプルから得られる蛍光スペクトルの解析により,可給態窒素,全炭素,全窒素,C/N比の推定を試みた.長野県内の畑作黒ボク土壌46点を供試し,風乾粉砕した土壌を375 nm, 392 nmのLEDで励起することで取得した蛍光スペクトルの10 nm間隔の強度の一次微分値を説明変数とし,PLS回帰分析によって各推定項目の推定モデルを構築した.構築したモデルの推定精度は決定係数とRMSEで評価した.375 nmで励起した際に得られる蛍光スペクトルの一次微分値,及び392 nmで励起した際に得られる蛍光スペクトルの一次微分値の両方を説明変数として用いた時,可給態窒素,全炭素,全窒素,C/N比において精度の高い推定モデルが得られたことから,LEDを用いた蛍光分光分析によってそれらの同時推定が迅速かつ容易に可能であることが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *畑地土 ,  *蛍光分析 ,  窒素 ,  物質収支 ,  炭素率 ,  発光ダイオード ,  蛍光スペクトル ,  回帰分析 ,  モデル ,  肥沃度 ,  長野県 ,  黒ぼく土 ,  土壌成分 ,  可給態窒素 ,  全炭素 ,  全窒素 ,  紫外線発光ダイオード
準シソーラス用語： CN比 ,  PLS回帰分析 ,  蛍光分光分析 ,  紫外LED ,  推定モデル ,  地力 ,  畑土壌

著者キーワード (10件)： C/N比 ,  可給態窒素 ,  蛍光分光分析 ,  全炭素 ,  全窒素 ,  available nitrogen ,  C/N ratio ,  fluorescence spectroscopy ,  total carbon ,  total nitrogen

分類 (1件)： 土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (24件)：

• Cerovic, Z.G., Samson, G., Morales, P., Tremblay, N., and Moya, I. 1999. Ultraviolet-induced fluorescence for plant monitoring: present state and prospects. Agronomie, 19, 543-578.
• Elad, M. 2016. スパースで冗長な表現:理論と数値解析.Elad, M.著 玉木 徹訳 スパースモデリング,p. 1-195. 共立出版,東京.
• 原田登五郎・橋本秀教・渡辺 修 1948. 水田土壌の有機態窒素の無機化に就て(塩類の影響).土肥誌,19, 93-94.
• 樋口太重 1981. 緩衝液による有機化窒素および土壌有機態窒素の抽出特性.土肥誌,52, 481-489.
• 樋口太重 1982. 緩衝液で抽出される有機窒素化合物の性質について.土肥誌,53, 1-5.

タイトルに関連する用語 (9件)： 紫外LED ,  励起 ,  蛍光分析 ,  畑作 ,  土壌 ,  可給態窒素 ,  全炭素 ,  全窒素 ,  推定