抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
史上最大のダブルハイパー核検出実験,「J-PARCE07」の解析を進めています。ダブルハイパー核とはストレンジ(s)クォークを2つ含む特異な原子核です。この実験ではダブルハイパー核を過去の10倍の統計量で検出すること,さらにグザイマイナス(Ξ
-)原子からのX線スペクトルを世界で初めて測定することを狙っています。2018年11月現在,我々がこれまでに解析した事象数は計画全体の2割にあたり,これは前世代の実験データ累計の倍となりました。我々はこの中から数例のダブルハイパー核の核種同定に成功しました。本研究は,6ヶ国の24機関からなるE07コラボレーションにより行われています。参加している日本の研究機関は,JAEA,東北大,KEK,理研,東海大,岐阜大,名古屋大,京都大,大阪大です。関係する研究者,大学院生の人数は100名程度です。JAEAメンバーは,検出器の開発と運用,J-PARC加速器ビームラインの運用,写真乾板中の事象の探索,事象の物理解析を担当しています。(著者抄録)