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J-GLOBAL ID：201902277867355302   整理番号：19A2714051

Q型小惑星:非新鮮風化表面の可能性

Q-type asteroids: Possibility of non-fresh weathered surfaces

著者 (7件)： HASEGAWA Sunao (Japan Aerospace Exploration Agency, Kanagawa, JPN) ,  HIROI Takahiro (Brown Univ., RI, USA) ,  OHTSUKA Katsuhito (Tokyo Meteor Network, Tokyo, JPN) ,  ISHIGURO Masateru (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KURODA Daisuke (Kyoto Univ., Okayama, JPN) ,  ITO Takashi (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN) ,  SASAKI Sho (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 71  号： 5  ページ： 103.1-103.13  発行年： 2019年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Hayabusa宇宙探査機によってS-複合小惑星25143イトカワから回収された試料であるイトカワ粒子は,S-複合小惑星が通常のコンドライト隕石の母体であることを示す。さらに,Itokawa表面の宇宙風化年齢は数千年のオーダーであることを明らかにした。伝統的に,Q型小惑星は新鮮な表面と考えられてきた。しかし,宇宙風化年齢スケールは従来考えられている年代よりも約3桁小さいので,Q型小惑星の以前に提案された形成機構は表面の更新を十分に説明できない。本研究では,Q型小惑星の表面状態に関する新しい仮説を提案した:Q型小惑星は微粒子の不足を伴う非新鮮風化表面を有する。この仮説を検証するために,通常のコンドライトの宇宙風化に関する実験室実験を行った。これらの実験の結果に基づいて,空間風化を伴う大きな(100μm以上の)通常のコンドライト粒子はQ型小惑星と一致するスペクトルを示すことを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *小惑星 ,  宇宙探査機 ,  隕石 ,  *風化作用 ,  *表面 ,  微粒子 ,  コンドライト ,  試験 ,  機構
準シソーラス用語： イトカワ ,  はやぶさ【科学衛星】 ,  風化 ,  実験室実験 ,  形成機構

分類 (1件)： 惑星  (DB04020E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 小惑星 ,  新鮮 ,  風化 ,  可能性