抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:喘息マウスの肺組織の炎症に対する異なる分子量のAPS(APS)の抑制作用を研究し、その作用機序を説明する。【方法】30匹のBALB/c雌マウスを対照群,喘息モデル群(モデル群),低,中および高相対分子量APS群(各群6匹)に無作為割付した。モデル群とAPS群のマウスに卵白アルブミン(OVA)を用いて喘息マウスモデルを作製した。低、中、高相対分子量APS治療群のマウスOVAの噴霧活性化前30分に、0.1mLの分子量が4500、15000と30000のAPSを腹腔内注射した。対照群のマウスには,噴霧感作液と腹腔内注射を同量の生理食塩水で置き換えた。噴霧期間中,各群の行動学的変化を観察し,気管支肺胞洗浄液(BALF)中の白血球(WBC)の総数と炎症細胞の分類数を光学顕微鏡で観察し,肺組織の病理形態学的特徴をHE染色で観察した。マウス血清とBALFにおけるインターロイキン4(IL-4)とγ-インターフェロン(IFN-γ)レベルをフローサイトメトリー(FCM)によって検出した。Th1,Th2,Th17およびTreg細胞の割合を,培養後,脾臓のCD4+T細胞から抽出し,そして,IL-4,IFN-γおよびIL-4を,CBAにより検出した。インターロイキン17(IL-17)とインターロイキン10(IL-10)のレベルを測定した。結果;正常対照群と比較して,モデル群のマウスは,明らかに,くしゃみ,鼻と息切れなどの喘息様症状を示し,肺組織の炎症性浸潤,気道粘膜の浮腫,平滑筋の肥厚,血清とBALFにおけるIL-4の水準は,明らかに増加した(P<0.05)。IFN-γの水準は有意に減少し(P<0.05),IL-4とIL-17の水準は細胞培養上清で有意に増加し(P<0.05),IFN-γとIL-10の水準は有意に減少し(P<0.05),Th2とTh17細胞の比率は明らかに増加した(P<0.05)。05),Th1とTreg細胞の比率は明らかに減少した(P<0.05)。モデル群と比較して,APS群のマウスは,鼻,息切れ,および不安のような喘息様症状がある程度緩和し,肺組織の炎症細胞浸潤と壁肥厚が改善し,血清とBALFにおけるIL-4レベルは明らかに低下し(P<0.05),IFN-γレベルは有意に増加した(P<0.05)。【結果】IL-4とIL-17の水準は,培養上清で有意に減少し(P<0.05),IFN-γとIL-10のレベルは,明らかに増加し(P<0.05),Th2とTh17細胞の比率は,明らかに減少した(P<0.05)。Th1とTreg細胞の比率は明らかに増加した(P<0.05)。APS群と比較すると,低分子量APS群の喘息症状と肺組織の炎症浸潤は,有意に改善し,血清とBALFのIL-4レベル,Th2とTh17細胞の割合は,有意に減少した(P<0.05)。血清とBALF中のIFN-γレベル及びTh1とTreg細胞の割合が最も高かった(P<0.05)。結論:APSはTh1/Th2及びTh17/Treg細胞のバランスを調節し、IL-4とIL-17レベルを低下させ、IFN-γとIL-10レベルを増加することで抗喘息作用を発揮し、しかも低相対分子量APSの作用が最も顕著である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】