文献

J-GLOBAL ID：201902279254363596   整理番号：19A0811416

拡張血圧振動に対するヒト脳血流応答の再検討【JST・京大機械翻訳】

Revisiting human cerebral blood flow responses to augmented blood pressure oscillations

著者 (4件)： Hamner J. W. (Cerebrovascular Research Laboratory, Spaulding Rehabilitation Hospital, Boston, MA, USA) ,  Ishibashi Keita (Graduate School of Engineering, Chiba University, Chiba, Japan) ,  Tan Can Ozan (Cerebrovascular Research Laboratory, Spaulding Rehabilitation Hospital, Boston, MA, USA) ,  Tan Can Ozan (Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Harvard Medical School, Boston, MA, USA)
資料名： Journal of Physiology  (Journal of Physiology)
巻： 597  号： 6  ページ： 1553-1564  発行年： 2019年 
JST資料番号： C0587A  ISSN： 0022-3751  CODEN： JPHYA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 重要なPOINTS:脳自己調節は,0.03Hz(~30s)より遅い圧力変動に対する緩衝において最も効果的である。これは,脳自己調節を特性化するための周波数帯が0.03Hz以下で再定義されるべきであることを示唆している。移動関数の制限は自発的対増強ゆらぎから推定される自己調節の差を完全に説明できない。要約:動脈圧の変化の脳血管の逆調節において最も重要であると考えられる時間スケールに対する経験的基礎はほとんど存在しない。脳の自己調節は高通過フィルタとして振舞うが,推奨周波数帯は大きく決定されていることが良く知られている。脳自己調節の有効性を試験するために,著者らは,13人の若年男性ボランティアにおいて,0.1Hz以下の安静時圧力変動を増加させるために,振動性低血圧(LBP)を精密化し,脳自己調節の時間と周波数応答を徹底的に特性化した。著者らは,振動LBPによる動脈圧パワー<0.03Hzにおける3倍の増加にもかかわらず,脳血流パワーに変化がなく,ほぼ完全なカウンターレギュレーションを示すことを観察した。対照的に,0.03~0.10Hzの範囲では,脳血流と動脈圧の両方が2倍以上になった。著者らのデータは,脳自己調節が0.03Hz(~30s)より遅い圧力変動に対する緩衝において最も効果的であることを示す。このことは,関心のある周波数帯が再定義され,記録長さがこれを説明するためにかなり増加されるべきであることを示唆している。さらに,圧力変動が増大した場合でも,0.03Hz以下の低い交差スペクトルコヒーレンスは,伝達関数アプローチの不確実性と,精度を報告するか,あるいは非線形アプローチを用いる必要性を強調した。最後に,LBPにより誘導された血液動態変化は,自発的な対増強された変動から推定された自己調節の違いを完全に説明することができず,その結果,自発的変動の観察は可能な場合には必ずしも頼るべきではない。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ゆらぎ ,  フィルタ ,  伝達関数 ,  キャラクタリゼーション ,  *ヒト ,  有効性 ,  安静 ,  圧力変動 ,  ボランティア ,  自己調節 ,  効果 ,  周波数帯 ,  *脳血流 ,  *血圧 ,  動脈圧

著者キーワード (3件)： 脳自己調節 ,  伝達関数 ,  下半身圧

分類 (2件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 拡張 ,  血圧 ,  ヒト ,  脳血流 ,  応答