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J-GLOBAL ID:201902279477016334   整理番号:19A1034988

mtDNAハプログループPの存在から推測される日本北部在来牛の起源

著者 (1件):
資料名:
号: 768  ページ: 12-15  発行年: 2019年05月01日 
JST資料番号: Y0328A  ISSN: 0389-1348  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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・日本北部の在来牛におけるハプログループPの有無を調査し,ハプログループPの影響を考察を目的に,北海道,岩手県,青森県のホルスタインおよび黒毛和種でハプログループP配列を用いた解析を行い,現在の日本のウシ品種で観察されるハプログループPについて考察。
・PCR-RFLP法を用いて,黒毛和種,日本ホルスタインの計388個体に対して調査し,北海道のホルスタイン105個体中の2個体でハプログループPを検出。
・検出された2個体いついてmtDNAの全塩基配列決定を行ったところ,これらの2個体は異なるはプロタイプ(JHS1,JHS2)でこれら2個体はハプログループPを保有。
・これらの2個体は,大部分の家畜ウシで観察されるハプログループTやIと異なる系統であることが判明。
・北海道のホルスタインで低頻度ながら観察できたことは,このハプログループが日本北部の在来牛に由来することを示唆。
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分類 (2件):
分類
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牛  ,  飼育動物の育種 
引用文献 (8件):
  • Achilli A, Bonfiglio S, Olivieri A, Malusà A, Pala M, Hooshiar Kashani B, Perego UA, Ajmone Marsan P, Liotta L, Semino O, Bandelt HJ, Ferretti L, Torroni A. 2009. The multifaceted origin of taurine cattle reflected by the mitochondrial genome. PLoS One, 4: e5753.
  • Lin BZ, Kato T, Kaneda M, Matsumoto H, Sasazaki S, Mannen H. 2013. Genetic diversity and structure in Asian native goat analyzed by newly developed SNP markers. Animal Science Journal. 84: 579-584.
  • Mannen H, Kohno M, Nagata Y, Tsuji S, Bradley DG, Yeo JS, Nyamsamba D, Zagdsuren Y, Yokohama M, Nomura K, Amano T. 2004. Independent mitochondrial origin and historical genetic differentiation in North Eastern Asian cattle. Molecular Phylogenetics and Evolution, 32: 539-544.
  • Noda A, Yonesaka R, Sasazaki S, Mannen H. 2018. The mtDNA haplogroupP of modern Asian cattle: A genetic legacy of Asian aurochs? PLoS ONE, 13: e0190937
  • Takayasu I. 1983. Study of establishment and improvement in Japanese Shorthorn. Report in Faculty of Agriculture, Hirosaki University, 40: 37-108
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