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J-GLOBAL ID:201902279867773117   整理番号:19A1299759

アカアマダイ卵・仔稚魚の東シナ海から宮崎県沿岸域への輸送に関する粒子追跡実験

Particle-tracking experiments of the transport of eggs, larvae and juveniles of red tilefish Branchiostegus japonicus from the East China Sea to the coastal area of Miyazaki Prefecture, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 93-103  発行年: 2019年05月25日 
JST資料番号: Y0112A  ISSN: 0916-1562  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東シナ海由来のアカアマダイ卵・仔稚魚の宮崎県沿岸域への輸送過程を,海洋同化システムの再解析値を用いた粒子追跡実験により調べた.主産卵季・産卵場である秋季・東シナ海陸棚縁辺から輸送される粒子のうち,平均的な着底時期とされる45日目に宮崎県沿岸域に到達したのは全体の0.01-0.7%で,その約90%が大隅海峡を経由,トカラ海峡経由は約10%であった.宮崎県への到達粒子数は,大隅海峡を通過する粒子数と有意な正の相関があったが,大量に到達する事例には黒潮小蛇行に伴う大隅分枝流の減速が関係していた。宮崎県沿岸に到達しなかったものを含め,太平洋側に出た粒子は全体の10.8%,日本海側に出た粒子は1.5%であり,88%は東シナ海に留まった.これらの結果より,東シナ海のアカアマダイは域内で再生産しつつ,日本沿岸に仔稚魚を供給していること,宮崎県沿岸に対しては大隅海峡が主要な輸送経路であることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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魚類  ,  個体群生態学 
引用文献 (29件):
  • Ezer, T. and G. L. Mellor (2000) Sensitivity studies with the North Atlantic sigma coordinate Princeton Ocean Model, Dynamics of Atmospheres and Oceans, 32, 185-208.
  • 橋本 晋・井上博敬 (2009) 南西諸島周辺における黒潮の流路変動と海況変動. 測候時報, 76, 55-81.
  • 林 清志 (1990) 富山湾に出現する魚卵及び仔稚魚の季節変化と鉛直分布. 富山県水産試験場研究報告, 2, 1-17.
  • 林 泰行 (1979) 東シナ海産アカアマダイの成熟と産卵に関する研究-II 卵巣卵径の経月変化からみた産卵様式. 日本水産学会誌, 45, 1475-1479.
  • 井関智明・上原伸二・八木佑太 (2013) 若狭湾西部におけるアカアマダイ浮遊期仔稚魚の出現・分布. 日本海リサーチ&トピックス, 13, 3-6.
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