抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
富士山周辺には,山中湖,河口湖,本栖湖,西湖,精進湖,富士川,早川,酒匂川など,湖や川などの水域がある。地すべりダムのような新しい水域は,富士山の噴火から形成されている。富士山の火山災害に対処するために使用される緊急対策には,バックホー,ダンプトラック,クローラクレーンなどの汎用機械の使用が含まれている。ただし,水域の端近くで災害が発生した場合は,バックホーの浚渫船,土の台船,クレーン船の使用がより効果的である。更にフェリー輸送および浮桟橋は,道路修復の問題を解決するための一時的な解決策として使用することができる。残念ながら,これらの作業船は海から湖や川の近くの被災地に直接牽引することはできない。1つの解決策は,標準的な商用車で運ばれそして閉鎖水域で組み立てられることができる組立式台船を使用することであろう。追加の利点は,これらの台船が様々な作業船の船体として使用できることである。そこで富士山火山災害の場合の緊急処置のための組立式台船の使用の実現可能性を決定するために,補強された,矩形船体の組立式台船の安定性と強度を調査する。自走式船の安定性は船のメタセンター高さによって評価した。しかし,矩形船体を持つ台船は,船の安定性を失う可能性がある大きなメタセンター高さを示している。我々は台船の安定性の過度に楽観的な評価を避けるために新しい手法を提案する。補強組立式台船の場合に使用される船体強度評価方法は,2つのタイプの荷重分布,すなわち分割荷重と集中荷重とを区別する。これら2種類の負荷分散を用いて得られた評価を比較することにより,これらのアプローチの違いを明らかにした。(翻訳著者抄録)