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J-GLOBAL ID：201902280189076278   整理番号：19A2829539

車載ヘッドアップディスプレイの好ましい表示位置,表示サイズ,表示色,およびそれらの走行環境依存性

Preferred Display Location, Character Size, Display Color and Their Road Traffic Dependence for Automotive Head-Up Display

著者 (4件)： 窪田悟 (エルゴデザイン研究所) ,  菊田勇人 (三菱電機株式会社先端技術総合研究所) ,  中村芳知 (三菱電機株式会社先端技術総合研究所) ,  龍智明 (三菱電機株式会社先端技術総合研究所)
資料名： 映像情報メディア学会誌(Web)  (Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (Web))
巻： 73  号： 6  ページ： 1160-1167(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0261A  ISSN： 1881-6908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)の速度表示とナビ表示を対象として,ドライバにとって好ましい表示位置,表示サイズ,表示色,およびそれらの走行環境依存性について実験的に検討した.実験参加者は運転免許を所持している学生25名であった.好ましい表示位置は,速度表示,ナビ表示ともに俯角の最頻値で高速道路約5°,市街地7°~8°,市街渋滞8°~9°であった.好ましい表示サイズは,走行環境依存性がなく,文字の視角サイズで速度表示約90分,ナビ表示約60分であった.好ましい表示色は高速道路条件で実験した.速度表示は高彩度緑,高輝度白,高彩度アンバー,ナビ表示は高彩度緑が他の色より有意に評価が高かった.いずれも路面との色差(CIEDE2000)と有意な相関が認められた.車載HUDの実装にあたっては,走行環境,表示情報の有用性,ドライバの運転経験を総合的に考慮する必要があることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *ヘッドアップディスプレイ ,  *ヒューマンインタフェイス ,  ユーザインタフェイス ,  人間機械系 ,  人間工学 ,  自動車 ,  情報装置 ,  カーナビゲーション ,  *ヒューマンコンピュータインタラクション ,  車載インフォテインメントシステム ,  航法
準シソーラス用語： 車載情報機器 ,  走行環境

著者キーワード (7件)： ヘッドアップディスプレイ ,  HUD ,  HMI ,  ドライバの受容性 ,  走行環境依存性 ,  HUD ,  HMI

分類 (2件)： 表示機器  (NC06030Q) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (24件)：

• 1) 古川政光, 岡林繁: “自動車用ヘッドアップディスプレイシステム”, 精密工学会誌, 55, 5, pp.814-817 (1989)
• 2) A. Pauzie: "Head Up Display in automotive: A new reality for the driver", Design, User Experience and Usability: Interactive Experience Design, HCI2015, pp.505-516 (2015)
• 3) 岡林繁, 古川政光, 畑田豊彦: ”自動車ヘッドアップディスプレイにおける視覚情報受容の優位性”, テレビ誌, 47, 5, pp.714-721 (1993)
• 4) V. Charissis, S. Papanastasiou: "Human-machine collaboration through vehicle head up display interface", Cognition, Technology and Work 12, pp.41-50 (2010)
• 5) M.A. Blassmeier, T. Poitschke, F. Wallhoff, K. Bengler, G. Rigoll: "Eye Gaze Studies Comparing Head-up and Head-down Displays in Vehicles", ICME, IEEE, pp.2250-2252 (2007)

タイトルに関連する用語 (6件)： 車載 ,  ヘッドアップディスプレイ ,  表示位置 ,  サイズ ,  表示色 ,  環境依存性