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J-GLOBAL ID:201902280791570521   整理番号:19A2160595

フッ化物含有ZnO/CuOナノ複合材料の抗菌効果【JST・京大機械翻訳】

Antibacterial effect of a fluoride-containing ZnO/CuO nanocomposite
著者 (12件):
資料名:
巻: 458  ページ: 184-188  発行年: 2019年 
JST資料番号: H0899A  ISSN: 0168-583X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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抗菌性で耐酸性の歯科材料は細菌のコロニー形成と脱ミネラル化を阻害し,それにより齲蝕蝕を防ぐことができる。亜鉛と銅は,ナノ構造ZnO-CuO複合材料として,それらの抗菌効果のためによく知られている。フッ素とカルシウムのような鉱物は,歯を再鉱化し,脱灰することができる。したがって,新しいフッ化物含有ZnO-CuO(ZCF)ナノ複合材料を開発した。著者らの知る限り,これらはこの種の最初のナノ複合材料である。ZCFナノ複合材料のフッ化物濃度と抗菌効果を評価した。亜鉛と銅(ZC)および亜鉛,銅,およびフッ素(ZCF)から成るナノ複合材料を,有機溶媒または界面活性剤を使用せずに,低温(80°C)での単純な一段階均一共沈法によって調製した。ZCとZCFナノ複合材料の構造と組成を走査電子顕微鏡-エネルギー分散分光法(SEM-EDS)によって調べた。質量濃度の定量分析をZAF補正法を用いて行った。ナノ複合材料中のフッ素含有量を,日本の高崎放射線研究所における陽子誘起ガンマ線放出(PIGE)を用いて評価した。96穴マイクロタイタープレートを用いて,著者らは,Streptococcus mutans(ATCC25175)によるZC,ZCF,および対照緩衝液(リン酸塩緩衝生理食塩水)の抗生物質感受性を分析した。SEM画像は,ZCとZCFナノ複合材料が直径約1μmの3D花状微細構造から成ることを示した。環境SEM-EDS分析は,ZCが43.2%のCu,55.1%のZn,2.2%のF,および0.1%のClを含む一方,ZCFは47.5%のCu,40.5%のZn,6.7%のF,および5.9%のClを含むことを明らかにした。PIGEによる分析は,ZCFナノ複合材料が2553.6±199.2ppmのフッ素を含むことを示した。一方,フッ化物はZCにおいて検出されなかった。対照緩衝液は細菌増殖を4×10~7±9×10~6CFU/mLに可能にしたが,ZCは12±8CFU/mLの増殖を可能にし,ZCFは細菌増殖を示さなかった。このように,抗菌効果を示し,再ミネラル化の可能性を有する新規フッ化物含有ZnO-CuOナノ複合材料を開発し,それにより多機能歯科材料としての可能性を実証した。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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半導体の放射線による構造と物性の変化 
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