文献

J-GLOBAL ID：201902280881631777   整理番号：19A0668962

ガス放電破壊により形成されたカーボンナノチューブフィラメントの伸びと抵抗変化

Elongation and resistance change of carbon nanotube filaments formed by gas discharge breakdown

著者 (3件)： FUNAKI Seiji (Mie Univ., Mie, JPN) ,  MIZUSHIMA Yuuki (Mie Univ., Mie, JPN) ,  SATO Hideki (Mie Univ., Mie, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 58  号： SA  ページ： SAAE05.1-SAAE05.6  発行年： 2019年02月 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一方がカーボンナノチューブ(CNT)で被覆された一対の電極間で発生した気体放電破壊は,CNTフィラメントを形成し,CNTの多くの短い束からなり,二つの電極を架橋する。この現象は,CNTsを紡糸するための適切な方法を提供する可能性がある。ここでは,電極間のフィラメント形成効率,および電極間距離の増加によるフィラメントの伸長長さに及ぼす,CNTフィラメント形成に使用されるCNTの長さの影響を調べた。結果は,より短い(19μm)CNTsがより長い(161および328μm)CNTsよりも,フィラメント形成およびより長い伸長長さに対してより高い効率を与えることを示した。CNTフィラメントの電気抵抗の測定は,単一CNTフィラメントの抵抗が100MΩのオーダーであることを示した。また,結果は,トンネル伝導が短いCNTsを含むフィラメントの抵抗を支配することを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *気体放電 ,  *カーボンナノチューブ ,  *フィラメント ,  紡糸 ,  炭素電極 ,  電気抵抗 ,  トンネル効果 ,  伸び ,  距離 ,  被覆
準シソーラス用語： *ガス放電 ,  カーボンナノチューブ電極 ,  トンネリング ,  電極間距離 ,  炭素被覆

分類 (2件)： 半導体薄膜  (BK14040E) ,  気体放電  (BJ03020T)

引用文献 (35件)：

• S. Iijima, Nature 354, 3 (1991).
• R. H. Baughman, A. A. Zakhidov, and W. A. de Heer, Science 297, 787 (2002).
• M. Dresselhaus, G. Dresselhaus, J. Charlier, and E. Hernandez, Philos. Trans. R. Soc. London, Ser. A: Mathematical, Physical and Engineering Sciences 362, 2065 (2004).
• M. Meyyappan, Carbon Nanotubes: Science and Applications (CRC Press, Boca Raton, 2004).
• T. Durkop, S. A. Getty, E. Cobas, and M. S. Fuhrer, Nano Lett. 4, 35 (2004).

タイトルに関連する用語 (4件)： ガス放電 ,  破壊 ,  伸び ,  抵抗変化