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J-GLOBAL ID:201902281858276838   整理番号:19A2649024

慢性大動脈周囲炎における線維細胞:炎症と線維症を結ぶ新規メカニズム【JST・京大機械翻訳】

Fibrocytes in Chronic Periaortitis: A Novel Mechanism Linking Inflammation and Fibrosis
著者 (15件):
資料名:
巻: 71  号: 11  ページ: 1913-1922  発行年: 2019年 
JST資料番号: C0784B  ISSN: 2326-5191  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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目的:慢性大動脈周囲炎(CP)は,大動脈周囲および腸骨周囲線維炎症組織により特徴付けられる稀な疾患である。線維芽細胞の組織蓄積と活性化につながる病原性機構は不明である。本研究は,CP患者における組織線維芽細胞の循環前駆体である線維細胞の役割を調べるために行われた。方法:新たに診断されたCP患者44名と健常対照者30名を対象とした。循環線維細胞をフローサイトメトリーを用いてCol1+CD45+細胞と同定した。9人のCP患者からの後腹膜組織生検サンプルを,抗I型プロコラーゲン,抗CXCR4,および抗CD45抗体で染色し,組織浸潤線維細胞を検出するために共焦点顕微鏡によって分析した。線維細胞ホーミングを促進するCXCR4リガンド,CXCL12の循環レベルおよび組織発現を,それぞれ酵素結合免疫吸着検定および免疫組織化学を用いて検討した。また,CP患者からの生検試料におけるTヘルパー分極を特性化し,Tヘルパー反応の特徴であるサイトカインのパネルの血清レベルを測定し,線維細胞分化に影響を及ぼすことができた。結果:循環Col1+CD45+線維細胞の頻度は,対照より患者で高かった(P=0.0371)。CD45+proCol1+とCXCR4+proCol1+細胞は,CP患者からのすべての検査された生検標本で検出された。CXCL12の血清レベルも対照よりCP患者で高く(P=0.0056),組織浸潤炎症細胞はCXCL12を強く発現した。Th2サイトカイン(例えばインターロイキン-13[IL-13]とIL-10)の血清レベルの増加が患者で見られ,免疫組織化学はGATA-3+細胞の優勢な浸潤を明らかにし,Th2分極も示した。Th2-スキュー反応は線維芽細胞分化を促進することが知られている。結論:著者らの所見は,線維細胞がCP患者の末梢血に富み,標的病変を浸潤することを示す。病理組織における線維細胞の蓄積はCXCL12によって駆動される可能性があり,Th2-スキュー免疫応答はそれらの分化を促進する可能性がある。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  運動器系の基礎医学 

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